広瀬牧場は、公園緑地帯である「帯広の森」を挟んで帯広市街地に隣接しています。
利便性が良く、それでいて高台に位置しているので北に大雪山系、西に日高山脈を望める本当の十勝を感じる牧場です。
私たちは「楽しみながら農業を知ってもらいたい」との思いから「十勝農楽校」と名称をつけ、本格的な酪農体験学習の場を提供しています。
日本の食糧庫といわれる十勝。その中心で16万5千の人口を擁する帯広市。北は開拓当時の要路「十勝川」、東には日本一の清流「札内川」、そして南と西は406haにも及ぶ人工的公園緑地帯「帯広の森」を巡らせている。その「森」で木々のトンネルを抜けると、ひときわ高いポロシリ岳や剣山などをつなぐ様に広がる日高の峰々を背景とした、豊かな農村部が広がる。
広瀬牧場は、その玄関口に立地する「百年農場」だ。
昭和39年(1964)の東京オリンピックを契機として、日本は高度経済成長が邁む。その結果、都市と農村、消費者と生産者間の無理解や不寛容といった文字通り、埋めがたい程の溝が広がり始めていた。その乖離を埋めるべく、平成3年(1991)、酪農教育ファーム「十勝農楽校」を「21世紀の農作業(農家の普遍的な仕事)」として開始する。
昭和21年建築の馬小屋、昭和32年建築のマンサード牛舎をはじめ、農機具庫、干草庫、ミルキングパーラーなどの施設は元より、農場全てが「教室(フィールド)」です。
学校にも積極的に出かけて行きます。
牧場の一日、一年、作物や家畜の困り事を見つける。
四つの胃のはたらきと特性、乳と人類1万年の歴史。
哺乳類のいのちの営みと、頂くいのち。
サプライチェーン(食の届くまで)、トレーサビリティ、ポジティブリスト、生産工程管理、etc.
人口100億と想定される2050年問題(食の偏り、人口爆発、化石水、水問題、フードロス、フードマイレージ、etc.)
~ 私たち百姓は
あす滅びようと、山に木を植え
畑に作物の種を撒き続け、
生活者の皆様と食の価値を共有する為
「21世紀の農作業」を続けます ~