ガンバレ照男!
今朝の新聞に俳優の清原翔君が脳出血で緊急手術!と言ったニュースが載っていた。
彼は昨年の朝ドラ「なつぞら」に、柴田牧場の主人泰樹(草刈正雄)の孫照男を演じた。皆さんご存知の通り自分は「なつぞら」では酪農監修を仰せつかり、十勝での撮影には全行程同行し、演技の指導もさせて頂いた間柄で、「もの静かで、礼儀正しく、業界に対しては素人の自分にも丁寧に対応してくれた。
そんな思い出深い「柴田照男」君が、脳出血⁈
ガンバレ照男!
これもスマート農業⁈
つい数日前、スプレーヤーに給水していた息子との会話。
「デントコーンの除草剤散布、大分進んだか⁈」とオレ。
「25町も有るからまだまだだ。」と息子。続けて「もう直ぐ強い雨が降りそうだから少し早めの昼にするんだ。」
「雨?」っと言いながら西の日高連峰を北から南へと眺めるも、曇り空では有るが黒い雨雲は見当たらず「ホント?そんな風には見えないな。」と長年の百姓経験者のオレは空を仰ぎながら不思議に思い、息子に話す。
「うんもう直ぐだ!間違い無い!」と息子は、俯きながらも自信たっぷりだ。
1時間後くらいに雨がパラパラと来たが、数分で終わり西の空を眺めて見るも、強い雨雲は見当たらない。
家の中で雨雲レーダーを眺めていた夕息子は、夕方「漸く雨雲が通り過ぎた様だ。」と言いながら家から出て来て又防除に出かけるも、午後はその一回限り。
年老いたオヤジは自分の経験を元に空を仰ぎ、息子は俯いてスマホの雨雲レーダー情報を眺めながらの噛み合わない会話だ。
雨雲レーダーに頼るのも、スマート農業の一つなんですかね?皆さん。
そう言う自分も振り返って見れば、空を仰いで判断を下しても外れる事はママあった。雨雲レーダーにも老人の経験情報を加味出来る様になれば、本当のスマート農業になるんだろうなぁ。
何れにしても病を得てから何も出来なくなり、農作業に対して良かれとアドバイスをしても、ケチをつけられたと受け取られかねないので、極力口出ししない様にしている日々だ。
手伝えないもどかしさで、いっぱいだ!
新旧交代
ウエモンズハート紹介のパンフレットを20年ぶりに今回初めて製作し直した。
20年間使い続けて来たパンフレット
そして今回リニューアルしたパンフレット
初代のパンフレットはイラストをふんだんに使って貰い、また20余年間のウエモンズハートの経営理念は全く変わっていないので、同じ物を増刷してもらうつもりでいました。
某印刷屋さんにお願いしてみると、経営理念は揺るぎないとしてもリピーターの多いウエモンズハートさんが、これから先も全く変わらないパンフレットを置き続けても、誰も手に取らないのでは⁈と。
その言葉に店長と共に痛く合点してしまった。
今回は、今迄のモノクロ、イラストから、カラー写真と2013年に描いて貰ったビンカシワのウエモンズハートの絵を使うなど、全くのイメチェンをしてみた。
如何ですか。
そう言えば先日パンフレットの請求書が届きました。
今回のコロナ禍で売り上げ激減の折には、手痛い出費になってしまった。
粋な計らい
昨日の勝毎一面だ。
コロナの緊急事態宣言が緩和されたとは言え、かつて無い緊張感の強いられる生活が続いている中、春に中止となった選抜高校野球の代替試合が甲子園で行われる事が決まったとのニュースが目に飛び込んできた。
出場予定だった32校がそれぞれ1試合ずつプレーできる予定で、無観客試合らしい。
下は、やらせ感満載の写真だが、球児達は心底嬉しいだろう。中止が決まった当時、高校生には野球以外の様々なスポーツにも全国大会がありそれらも全て自粛、中止となる中、何故高校野球だけが中止の賛否が取り上げられるのか⁈と批判が錯綜していた。
いずれにしても高野連の粋な計らい。
高校球児にとっては、不幸のどん底でのこの朗報。人生の有情、無情を合わせての体験。人間としてひとまわりもふたまわりも大きく成長できる糧になったのでは。
そう言えば、母校帯農から寄付のお礼にと記念ボールが届いていたが...寄付金残っているのかな⁈
ざんねんな...
先々月札医大受診時、いつものように紀伊國屋書店に行ってきた。
今更の様な話だが、その時購入した本を思い出し手に取って見る。
「ざんねんな いきもの辞典」と言うタイトルだ。
帯には、「サイの角はただのいぼ」とか「ざんねんないきものとは 一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。」などと内容紹介されている。タイトルだけでも68年間の自分の人生の残念な事、反省すべき事がまざまざとよみがえってくるのだ。いやだけど、恐る恐る手にとってしまう本だ。そしてお前もか、と共感してしまうのだ。
19ページにはなんと、「進化は一方通行」とお前の人生過ぎたるは及ばさるが如し、とも取れる進化の話が出ている。
人生になぞらえると、「後悔先に立たず」か!
自分自身の体型については、中年太りと言うざんねんな体つきが矢張り気になる。
「俺の若い頃はな...」なんて言うと一番嫌われるのは承知の上で言わせて貰うが「オレの若い頃、つまり今の家内と(前の家内はいない、あくまでも初婚だ)結婚した26才の時の体型は170cm、59kg、ウエスト75cm、胸囲104cmと眩いくらいの体型だった。
そして40有余年の時空を超えて、気が付けば所謂ビヤ樽体型になってしまった。写真なり動画などを見ると、「これ、オレだよな⁈」と二度見!普段の自覚以上のデブさ加減に自己嫌悪だ。
自己嫌悪だけならまだしも、自分自身の抱える難病の拡張型心筋症にとっても、体重過多は非常に負担なことは受診の度に指摘されていることでもあり、他人事では無く「自分自身がざんねんな生き物」と指摘されている様だ。
自己嫌悪に苛まれながらもページを繰っていくと、第三章の「ざんねんな生き方」の項にキツツキがでてきた。キツツキが木を突く速さは1秒間になんと20回。「1コン」あたり0.05秒と言うスピードらしい。その時頭にかかる力は重力の1,000倍。人間であれば頭にトラックがぶつかったときと同じくらいの衝撃らしい。
こんな説明を読んでいると、明治9年生まれの曽祖母「はつばあちゃん」の言葉が蘇ってきた。「なあフミよ、キツツキはな、前世親の言う事もきかず悪さばかりしていたのでバチが当たり、痛みをこらえながらも頭をカンカン木に打ち付けてエサを探さなければならなくなったんじゃぞ。」と。
「ざんねんないきもののオレ」は今、美味しい物を目の前にすると、病院の先生の言う事もきかず「クチ」の方が可愛くなって腹一杯食べてしまう。
オレの来世はキツツキかなぁ⁈
オレの前世は、氷河期に飢えを克服して生き残った人類かも!