どうやって⁈
自分はどう言う訳か新聞は後ろの方、所謂三面記事の方から目を通してしまう。強いて理由を考えると、左利きの血筋だからか⁈例えばお札を数える時は右手に札を持ち、左手で一枚ずつ数えるとか(カード時代には必要の無い作業か!いや元々お札に触れた経験など殆どないのだが...)、トランプカードは左手で切り左手で配るとか。イヤイヤ、新聞の最終頁にはテレビの番組紹介が有るからと言うのが正解かも
てな訳で我が業界紙をめくって行くと三面の「ニュース三面鏡」欄に「輸出目標5兆円」舞台裏、に目が止まった。
つまり農林水産物、食品の輸出額を2030年には5兆円にする政府の新目標が決まった、とある。1兆円を目標とした2019年は9121億円に留まっているのに、たった10年でと言った感が強い。
食糧の自給率も35%以下に下落しないようにするだけで農家はあたふたしているのに...(これも農水省の政権への忖度か)。
二面にはパリ発のニュース。フランスのギヨーム農相は「仕事なければ畑作業を」とある。新型コロナの影響で一時解雇などで仕事がなくなった人達に、外国人労働者を使えなくて困っている農家に手伝いに行ったら...と。全うな訴えだ!
そして一面。その一部
そこには「主な品目の食糧消費見通しと生産努力目標」が載っていた。
2030年目標では食糧消費の見通しと生産努力目標を比べると、米や野菜はトントン。小麦は579tに対して108t。大豆336tに対して34t。果実は707tが308t。生乳は1302tに対して780t。牛肉94tが40t。豚肉179tが92t。
ここでは、自給率を上げる!と言いながら三面では輸出を5倍の5兆円とは⁈
食糧安保もクソもない!無茶苦茶だ!
人事異動
三月ももう末!
新聞紙上では、道庁、学校長、市町村、消防と色々な所で人事移動の発表がなされている。
以前は、一面識の有る若い職員の「だれそれが係長に昇進した」とか、自分の担任の先生が「どこそこの校長」になった、などと知った名前を、あの新聞一面に散らばっている細かな文字の羅列の中から探したものだ。
古希も間近になると、学校始め官公庁のお偉いさん達でも皆年下だ。
自分が現役で農業をやっていた当時の係長や課長で、今は役所のトップとなる方々は新聞の一面で紹介され、「ホゥあの人なら」とか「ヘェあの人が」とか「フーンやっぱりな」などと勝手に人事評定をしながら新聞を眺めている。
93才になる父親の目はこっちの方だ。「
オレの知っている人の異動は"お悔やみ欄"だけだ!しかもオレより若い奴らばかりだ。」そしてその異動の理由を「ヤッパリな!あいつは大酒飲みだった」とか「こいつは若い頃から病弱だったけど、よくこの年まで保ったな」などと黄泉の世界への異動評定をやっている。
緊急事態、終了!そしてウエモンズハートオープン!
ウエモンズハート、予定通り今日20日オープン致しました。
そして待ちかねたお客様も三々五々足を運んで頂き、ホットしている所です。
天候も雨は朝の内にあがり、いまは薄曇りと言ったところで、お天道さんも応援してくれているようです。
そして何よりタイミング良く、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて道が発出していた非常事態宣言を、昨日19日付けで解除のニュースがテレビや新聞誌上で報道されていました。
道は感染拡大を受け、先月26日から非常事態宣言を出していた。それを受け学校の長期休校や卒業式の中止。不要不急の会合の中止が相次ぎ、春の異動に伴う各種宴会も自粛傾向。
我々の様な経営体力の無い零細な商売は、我慢合戦!
ま、いずれにせよ収束した訳では無いので、ウエモンズハートでは、店の入り口には手指消毒用アルコールの設置(これは従来から実施しています)、従業員の毎朝の体温測定。マスク着用。1時間毎のテーブルイスの清拭など不断の業務にしています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
MMJ
今朝の道新一面。
恐れていた事が起こっていた。
乳質の不良による生乳の集荷停止だ。
昭和41年から続いていた、生乳指定生産者団体に全量出荷する事を前提に不足払い制度が、酪農業界の安定成長を支えてきた。しかし、牛乳と雖も自由販売を認めるべきだとの声を盾に、群馬県伊勢崎市のMMJ(ミルクマーケットジャパン)がその趣旨に賛同する酪農家から生乳を受託するようになり、十勝では札内のT畜産、帯広のK農場が出荷先を変更。オホーツク、根釧地区では数戸ずつ纏まっての出荷先変更を行い、生乳販売もいよいよ自由化の波当来かなどと、新聞やテレビで華々しく報道されてもいた。
そんな世論を背景に2018年には生乳流通の規制も緩和された。
風聞だったが、帯広のK農場は集荷停止をうけ倒産したとは聞いていた。K農場は元々は飼料会社で酪農事情は知悉していた。乳代の保証が有るんだから、自分ならもっと大規模にして儲けてやる!と25年ほど前に新規参入した農場だった。酪農振興会の支部が一緒だったのだが、ホクレンや農協の方針に唯々諾々としている様に見える既存の酪農家に、物足りなさを感じていたようだ。
それは乳質改善に資すると言う酪農振興会(農協側からと理解する)の厳しいペナルティ制度であった。
酪農を甘く見ていたせいか、乳質(体細胞や細菌数)のコントロールができず(我が農協管内70戸程の酪農家中最低の乳質だった)、高額なペナルティーを払わされていたが、その事に常に不満を並べ立てるのが常だった。
そんな中MMJの登場である。K農場は渡りに船で後足で砂をかける様に農協を脱退。生乳もいよいよ自由化当来か⁈と言った趣旨の新聞テレビの取材に、以前より生乳1kg当たり10円も高く販売している。協同などはもう古臭い!と豪語していた。
しかし、乳質の改善を怠り繁殖成績も改善されず、規模縮小を余儀なくされていた。そして、最近酪農を廃業し第三者に譲渡したときいていた。
そして今朝の新聞だが、乳質の不良を理由に受託停止を受けたオホーツクの酪農家達は直接の乳質検査では何の問題も無い。冬季不需要期で売り上げが伸びず、受託を制限する方便だろうと対決しているが、生乳は受取手が無いため生乳廃棄を余儀なくされたり、廃業もしくは経営変更によりホクレンに再加入したりと、右往左往している。
協同の理念の欠如。いやそれ以前にエンドユーザー(消費者)を意識しない自由化ばかりの議論が先行してしまった結果だ。
因みに我が広瀬牧場の乳質は、体細胞(乳房炎のマーカー)、細菌数(牛の住環境の良否のマーカー)共にNo. 1であり、ペナルティの反対に良質乳出荷奨励金を頂いている。ウエモンズハートはその良質乳を原料を元に毎日製造されるのだ。
そのウエモンズハートもいよいよ明後日3月20日オープンとなります。
皆様本年も宜しくお願い致します。
旅気分⁈
今日午前9時25分からSTVテレビで放映される「北国トラベラーズ冬編」を見て、新型コロナウイルスでの閉塞感を吹き飛ばして下さい。
ナニ?てか!
なつぞらで夕美子役を演じた福地桃子さんが十勝を旅する番組で、わが広瀬牧場ウエモンズハートも僅かながら、写っています。いや、ハズです。
20〜30秒か⁈もっと長くかは、保証の限りに有らず!ですが...
そうそう来週3月20日金曜日には、万全の体勢で今年の営業再開いたします。
万全と言うのは、店の入り口に消毒用アルコールを置きます。と言うか今までも常備していましたが。
従業員は毎朝体温測定をしてもらいます。
そして、店内のテーブル、椅子の清拭も?
後...マスク着用ですか。
釣り銭を電子レンジで「チン」はありませんが。
皆様のご来店お待ちしております。