似て非なる思い
六花亭の出している小中学生の詩集サイロに収録されている、小学2年生の詩に目が止まった。
今を去る事60年、自分が小学生だった頃の心境に酷似していたからだ。
自分も、土曜も日曜も要らないから学校に行きたいと切に願っていたのだ。
しかし決定的な違いが次の一行にある。
五行目の「家にいたらひまだしな」と学校に行きたいと願う、子供の心の叫びだ。まあ三行目の「先生とべんきょうしたいな」も大筋に於いては違う。
戻って五行目。自分だったら差し詰め「家にいたら、友達と遊んでいても、ラジオでまぼろし探偵を聴いていても、おーい手伝えよ!はたまた土曜日の半ドンの日もひとりで昼ご飯を食べていると、少し休んだら何処そこの畑にいるから手伝ってくれと、心置きなく遊べない。」だから学校に行きたい。
この詩の3行目に当てはまるオレの当時の心境は、「学校に行くからには、まあ勉強は付き物だから仕方が無いか」と言った具合だ。
また、「学校だいすき」と言いこの詩のタイトル。
自分だったら「学校はシェルター」と言うタイトルにする。
一年には52回土日があり、更には夏休みや冬休みもある。そして文字通り猫の手よりはずいぶんマシだし、大人にとって使わない手は無い。
この全ての休みが家の手伝いに呼び出された訳では無いが、兎も角自分が夢中になっている事を中断させられる事が辛かった。
コーヒーをすすりながら、遠く過ぎ去った幼い頃のほろ苦い思いが、走馬灯の如く脳裏を駆け巡ったひとときだった。
な・な・なんと70年!
昭和26年、西暦で言うと1951年4月20日父博昭と母ミヨ子が結婚した日だ。
そして昨日令和3年、西暦2021年4月20日、両親は目でたく結婚70年を迎えた。
第一子長男の自分がつい先日3月31日に満69歳を迎えたばかりなので、間違いなく結婚70年だ。
父は軽い糖尿でくすりは毎日服用しているが、視力は裸眼で1.0、聴力も全く問題なくボケも程遠い。車の運転も日常茶飯。そろそろ上札内の山通いがはじまる。母はと言うと高血圧の薬は毎日服用しているのと、耳は補聴器を必要としている程度で、これまた記憶力抜群でボケとは無縁。
夫婦が揃って元気で、結婚70年!子供夫婦4組から贈られた花とケーキを前に記念写真。
日常生活には殆ど問題の無い老夫婦と言うか、父は庭や店先の花を植えたり飾ったりしてくれるし、母は毎日、朝夕の食事の支度や後片付けを手伝っている。助かる事ばかり。
我々からのお返しは夫婦仲良く家族円満な家庭を守ることだ。事実我が家も含め、妹夫婦とその子の家族も仲睦まじく、こんな事も親孝行なんだ!
今朝お袋は「昨日はありがとう。父さんも大喜びだった!嬉しかったよ!こんな事はもう最後だなぁ。」と言ってくれた。
「最後じゃないよ、来年は71年。再来年は72年。今迄の70年と同じように一年一年重ねて行くだけださ。」
一日一日大切に行きたいものだ。
十勝応援フェア
3/23春の日差しに誘われて襟裳岬へ
3/27福寿草が顔を出し
3/30シベリアに渡る白鳥も雪解けの進んだ我が家の畑で羽を休め
3/31自分の69才の誕生日。札幌で稚内、美唄、札幌市内の友人達に乾杯!
4/1札医大受診日。いつも診てくれている小山先生が道新に紹介されていた。
そして明日4/8からは藤丸デパートにて『コロナにまけるな「十勝応援」フェア』開かれる
コロナ疲れを癒しに来てください。
ウエモンズハートは勿論ソフトクリームとカップアイスです。
なんだかねぇ...2
最近のトレンド「SDG's」について一言
持続可能な開発目標の略と言う事だが、これは2015年に国連で採択されたもので、「現在の世界をより良いものにしていくための課題に、2030年までに世界が一丸となって取り組んでいく、17の持続可能な開発目標」の事らしい。
多くの政治家や経営者あるいは知識人と言われる方々は、したり顔で背広の胸にカラフルなバッジをつけてテレビに出たりしている。が、「より良い世界」とは抽象的に過ぎて、なんの事なのかよく分からないのは、自分だけだろうか。
自分などは難病を患い余命宣告まで受けた。しかし、図らずも先端医療を受ける事が出来、余命時計の進行を止めていただいた。お陰でより良い人生を謳歌させていただいている。そんな人間にとっては後10年。もうこのまま余生を生きられれば!などと思ってしまう。
はて、人の欲望などは自身が置かれた環境により、千差万別。そう言う前提で見てしまうと、自分などは「SDG'」に反対する訳では無いが、なぜ取り組まなければならないのか、よく分からなくなる。
しかし、前提が変わればさに有らず。
自分の思うキーワードは「宇宙船地球号」だ。
我々の住むこの「地球」は広大無辺な宇宙の中では唯一、かけがえの無い存在である。そしてそこに住む人類は人口爆発が続き、地球環境に大いなる負荷を掛け、資源を無駄遣いしている。この現状では人類は遠からず滅びる事は想像に難くない。
「子孫に健全な地球を残す」そんなキーワードから入って行くと、自分には分かり易い。