原っぱ
今日の農業新聞12面
緑肥用に栽培していたレンゲ畑に「バスで乗り付け園児ら遊ばせる...」
SNS「ダメなの⁉︎」
今から35年程前、三男の通う「みのり保育園」の父母会会長をやっていた時のこと。
「園児達のピクニックを近くの原っぱで開いたら?」と提案するお母さんがいた。
「公園で無くて、原っぱ?何処の?」と自分。
すると「園の南側にある高台に上がったすぐの所よ。」と無邪気に言うではないか。
「エェ〜ッ、あそこは我が家の牧草畑だから、それは無理。刈り取った直後なら問題はないけど、提案されている時期はムリだわ」
との私の話しに彼女は「ボクソウバタケって?」
結婚した昭和53年には、東京都のとある小学校の6年生の男の子から「コーヒー牛乳って、牛にコーヒーを飲ませたらでるんですか⁉︎」
と言った電話があった。牛も人も哺乳類で、赤ちゃんを育てる為にお乳を出すんだよと伝えると
「僕のお母さんが妹の○◯ちゃんにオッパイをあげていたのと一緒だ。それじゃコーヒー味の牛乳は出ないね」と納得していたが、
これらから生消の乖離に気づき、食料の生産について「生産者自ら伝えなきゃ」と気付き、
1991年から今の十勝農楽校を本格的に始めたのだった。
食べ物を生産する人がいて命をつなげられ、その食べ物を食べてくれる人がいて我々生産者も生きていける。
生産者と消費者は「お互いを支え合う運命共同体」だ。
であればこそ、伝える事は農家の大事な農作業でもある。
あね いもうと
我が家の内孫は女の子二人姉妹だ。
年が4才離れているせいか、殆ど喧嘩らしいケンカは見た事がない。
今日は、姉が1人掛けソファーに向かって、iPadを覗いていたら妹が一緒に見せてと
潜り込んでいた。
夕方少し気温が下がり始めていたので、薄着だった妹が羽織っていたベビー毛布を
姉にも掛けながら覗き込む姿が微笑ましい。
意地悪
ジェラートショップにとって、来客の動向は、天候が大きく左右する。
昨日、今日は天候が不安定。
昨日土曜日は午後から雨で夕方には上がった。
そして今日日曜日、起床時は朝日が差す期待出来る天気だったが、徐々に雲が厚くなり営業開始頃から雨が降り出した。
しかも寒い。20℃には行っていないようだ。
雨には強弱はあるものの、間断なく降り続いていた。
こんな時天候でもほぼ途切れずご来店いただき、本当に感謝しかありません。
しかし好天時の3分の1程度。
そして午後6時閉店。
外に出てみると雨が上がり、日が差し始めている。
西の空も日高山脈が顔を出し始めた。
きっと明日は晴れると思いますが、何とも残念な天気の二日間だった。
退耕還林
中国の環境保護政策の事。
人口14億を抱える中国。
その一地域黄土高原地帯のはなし。
国の許可なく森林を伐採し、畑にしている地域だが、国は違法行為を厳しく取り締まり始め、
開拓農民から土地を取り上げ、自然破壊の進行を食い止める為、植林を行うのだとか。
中国ては土地の私有は認められていないので、取り上げられても文句は言えないのだが、
「せめて収穫まで待ってくれ。」「いや、今すぐだ」と強硬な役人に、必死に抵抗する農民の姿が放送されていた。
メシは命の親玉だよ。
飢えている人々を救うのも、国の役割だよね(我が国も一緒か)
朝を、迎えに来た。
特発性拡張型心筋症と診断され、同時に後5年と言う余命宣告を受けたのが9年前、62才の時だ。
あれから幸運が重なり昨年12月、阪大病院の宮川先生から「心臓の状態は安定しています。この状態を
続けられれば、一般的に言う平均寿命までは大丈夫ですね。」と言って頂いた。
しかし、無理したら絶対ダメ、命、縮めますよ。と言われ続けて来た結果、生来の怠け根性か習い性なのか
農作業や庭いじりなどは全くと言っていいほど手を出さなかった。
それが今回やむに止まれず、ガボチャを栽培する事になった。
ジェラートに使うカボチャが年内に在庫切れになりそうとのスタッフの声から、一念発起したのだ。
昨日「えびすカボチャ」の種を仕入れて来た
そして夜の帷が上がろうとしている午前3時起床。着替えてカボチャ畑に向かう。
その間にも東の空がズンズンと明るくなり、地面近くは朝靄が這っている。
こんな風景も懐かしさを覚えるくらい見ていない。
そして、手でふた粒ずつタネをまいている内に朝日が顔を出してきた。
「おお文彦、今朝はお前に負けたナ。昔はよく早起きを競い合ったもんだが、随分ご無沙汰じゃった。
これから又、早起きの競争したいもんじゃ!」などと声が聞こえて来そうだ。
「誠、清々しい!」