最高峰
昨日、阪大病院で受診した。
朝8:30、伊丹グリーンリッチホテルの送迎バスでモノレールの伊丹駅まで送ってもらい乗車。
途中乗り換え阪大病院前駅降車。
予定の4つの検査を終え、11時過ぎ心臓血管外科の診察受付で受付を済ませ、待合室で待っていると、
担当コーディネーターの島本さんが様子を聞きに(予診のようなもの)きてくれた。
その後暫くすると、ある患者さんを伴い私の所に来るではないか。
特徴のあるハンチングとマスクの間から覗く優しそうな目は、久倉さんだ。
彼も私と同病で6年前阪大病院で同室になった間柄だ。
彼はハートシート移植前の検査で前立腺癌が見つかり、手術が出来ずにうなだれていた人だ。
写真で見ても分かる通り、性格の優しい人で3年前には家内と2人で奄美の彼の家を訪ね、
紹介していただいた、ばしゃ山村というリゾートホテルも素晴らしく、2日間に亘り島を
あんないしてくれた。
こちらからはカップアイスを送ったり、彼は名産のトケイソウ(パッションフルーツ)
を送ってくれたりといった仲だ。
そして、阪大病院で再開。
自分も彼も年に一度の阪大病院の宮川先生の受診なのだが、奇しくもしかしお互い元気で昨日再会出来た。
本当に嬉しい一日だった。
ミレー
昨日老父のたっての希望で、上札内の山小屋の前庭?に秋桜の種子を撒いてきた。
朝から妹の直美と夫君の山本君も手伝いに来て撒いてくれた。
写真が無いから信じてもらえるかどうか、勿論オレも撒いた。僅かだが!
2人の姿を見ていると、ミレーの「Sower.種をまく人」を思い出した。
訃報
昨日、歌手で「アリス」のリーダー、谷村新司さんが亡くなったと、テレビのテロップで知った。
今朝の道新社会面に大きくそのニュースとともに、彼が如何に国民に愛された歌手か、と紹介されている。
その道新の一面「卓上四季」
また我が家業界誌一面の「四季」にも
夫々、日本国民に如何に愛され、メロディや歌詞に励まされたかがかかれている。
かく言う自分も若かりし頃、彼の声の高音部はかすれて出なかったけれど、カラオケで仲間と歌ったっけ。
JCに入っていた頃、同期入会の東川と神津がデュエットで歌った「チャンピオン」や「冬の稲妻」の素晴らしい歌声が
耳の底にのこっている。
74歳だったのか。
残念。
劇団「四季」
杖が3本
両親愛用の杖だ。
96歳の親父は2本。
明後日19日に93歳になるおふくろは1本。
おふくろは膝が痛く1本でいいのだが、親父は腰が痛く直立できないので、2本の杖を突きながら歩くのだ。
その姿から劇団四季で上演された「ライオンキング」を思い出した。
アフリカのサバンナを悠々と歩くキリンの姿だ。
キリン役の役者さんが、頭にはキリンの長い首のかぶり物をし、手にはには杖のようなもの(握り方は違うが)を握って、
足の長いキリンになり切っていたいたっけ。
必死に歩く親父を笑っている訳では有りませんが!
コラム「四季」
今朝の業界紙一面のコラムを読んで
コラムでは、島根県安来市にある足立美術館について書いてある。
見どころの一つは「生の掛け軸」だそうだ。
窓枠が額縁の様になっていて、石や木々の配置、遠くの山並みが美しいと有る。
そしてコラムはこう続く
この美術館の入館料は2,300円だか、それだけの価値はある。
しかし、電車の窓から見える綺麗に管理された長閑な農村風景も同じ価値が有る。そしてそれをただ取りで眺めているのではないか、と。
庭園を見るのにお金を払うのに、田園は常に無料。
農家の手仕事が生み出す風景だって、農業の多面的機能の一つでは、とある。
その段で言えば、羽田から飛び立ち、着陸態勢に入る襟裳岬あたりから十勝の碁盤の目の様に
整然と管理されている田園風景が、パッチワークのようで美しいと異口同音に聞かれる。
今日本は人口減少時代に入っている。
併せて農村人口も高齢化が進み、中山間地区、否、平地でも耕作放棄地が広がり始めている。
一方、欧州では中山間地区で生計が立てられる様多額の国家予算が注ぎ込まれていて、
人の営みが山の麓まで続き、あの風景が守られていると聞いた。
農村風景も財産だ。
因みにに、十勝中札内村にある六花亭の美術館も同様の作りで、窓枠に囲まれた笹わらに広がるカシワの樹林も見事だ。
オット、久しく忘れていたが、我が家の表玄関を開けると正面が窓枠になって居て、我が家の畑が目に飛び込んでくる。