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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2016年6月 9日(木) 09:58

大人な四人

  先日来御声掛け頂いていた会食に昨夜出かけて来ました。

関東と東北に拠点を持つ大手乳業関係の運送会社の方々との会食でした。

"縁は異なもの味なもの"と言いますが、百性という狭い社会にいるとまず出会う機会の無い人たちです。

楽しかった!あっという間の3時間半。良い意味での人たらしの有名人は彼の太閤秀吉ですが、その豊臣秀吉に勝るとも劣らない4人でした。

SN3V0414.jpg彼らは知識が多岐に亘り豊富ですごく聞き上手な方ばかりでした。帰りのタクシーの中で冷静さを取り戻してみると、私事ばかり話していてなんだか一人で裸になって踊っていたようで、穴が有ったら入りたいような汗顔の至りです。

「人は城、人は石垣、人は掘、情けは味方、仇は敵」と、武田信玄が言ったそうですが、人格行動の伴った強力なリーダーの下に人は集まります。そういった意味でも素晴らしい四人でした。

私は家族経営を営む百性ですが家族経営から一歩でも進もうとすると、大なり小なりリーダーとしての資質も兼ね備えなくては・・と、意を新たにしました。幾つになっても勉強ですね!!!

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2016年6月 5日(日) 10:31

LIXIL

  昨日午前、久しぶりに社会人の体験がありました。依頼主はLIXILトラベルと言う会社から4月のはじめ頃、男女10人くらいの体験をしたいという予約でした。

体験する会社名やグループ名が分からなかったのですが、聞いてみるとLIXILと言う会社のユーザーの方々と言うことでした。それじゃLIXILと言う会社はなあに?想像もつかず引率者に聞いてみると「総合住生活会社」でサッシやトイレなどのインテリアやエクステリアなどを扱っており、今回の体験者はそのユーザー様だそうです。後ほどネットで検索(全く便利!!)してみるとトステム、INAX,新日軽、サンウエーブ、TOEXと言った建材関係の会社が合併して出来上がった会社のようです。専門外なので全く分かりませんでしたが、LIXILトラベルもその関連会社のようでした。

午前9時半から11時までの体験時間で、オープニングの30分は酪農についてのお話、その後搾乳体験、そしてウエモンズハートのジェラートを食べていただく・・・と言ったスケジュールでした。

SN3V0413.jpgこれはミルキングパーラーでの搾乳体験です。間近に見る牛の大きさに驚き、そしてパンパンに張った乳房とその温かさ、勢い良く出る牛乳に交互に驚いていたようです。

講義(農楽校なのでかっこつけて)をする教室からパーラーへ移動する道すがら、偶然にもエゾリスのお出迎えを受けたり直径45~50cmの針葉樹の並木やその下に見える鈴蘭に歓声を上げていました。

(平均年齢は決してお若くは無いようでしたが・・・・・)酪農の話には目をキラキラさせて聞いてもらい、搾乳体験も歓声を上げ、最後のジェラートも大喜び・・・受け入れる側としてもすごく楽しい体験でした。

皆様、こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。

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2016年6月 2日(木) 16:14

籾殻

  先日6月1日、そして昨日3日の2回、13時間掛けて美唄を往復して来ました。しかも4tトラック2台で・・・・

見てください此の雄姿・・・

SN3V0412.jpgおおっと・・・!廃車置場ではございません。これら2台は現役バリバリの三菱フソー4tファームダンプです。

№8746は我が家のトラック、№5882は妹婿の土屋さんのトラックで何れも30年以上の兵で、此の2台で美唄を往復して来ました。何故?、WHY ?とお思いでしょう。美唄には短大時代の友人が営農をしています。

SN3V0411.jpgPCのホームページですが、その友人牧野は石狩川流域の地味豊かな所で100haの水田、畑作を経営しています。そこで彼に頼んで敷き料にする籾殻を分けてくれないか、依頼しました。

運よく近隣の水田農家に60㎥くらいの籾殻の処理に困っているところがあると聞き、その籾殻を引き取りに2度に亘り出かけて来ました。車庫の2階部分に籾が貯蔵されており、その下にトラックを入れ40cm四方の落し口から籾を落とす仕組みになっています。籾は軽いので楽ってえば楽ですが、2回はフラットな床なので自然に落下してくるわけでもなし、落し口も隅のほうにあり長さ4.5メートルの荷台でスコップで籾を均す作業もあり、しかも埃で目も開けていられず、兎に角ひどい作業でした。土屋さんも二度も良く付き合ってくれたものです。感謝、感謝、只感謝です!!

今十勝では小麦の価格が低迷し、作付け面積も徐々に減少。それに加えて1000頭規模の搾乳農家が増え、それらが敷き料を集めだし品薄状態になり始めています。

我が家でも25年以上堆肥と小麦殻の等価交換をしていた農家も、グループを作ってロールベーラーを購入し梱包してより有利な販売先へ売ることになり、来年からは取引を止めたいとの最後通牒がありました。我が家の使用量の4分の1にあたり大打撃で代わりになるものを手当たり次第探していました。それで美唄まで・・・と言う仕儀に相成りました。

籾の代金は無料でと言う好意に甘えるにしても、一回15㎥の籾を引き取るため、往復燃料代≒6,000円、トラックの借り上げとそれに伴う人件費を考えると1㎥1000円~1500円にも成りそうです。息子曰くトラック一台分で4回分使えるそうです。今までのように一週間毎の交換で4回ならば≒1ヵ月。或いは半月くらいか・・・、今後の使用量を測ってみないと損得が判明しません。

情勢の変化に対応するシステムを構築するための1つの大きな実験、検証です。

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2016年5月31日(火) 16:55

  久しぶりの雨です。最高気温も12、2℃と空気も冷たい。でも、コーンの播種以来降雨が少なく畑は乾燥気味!農家にとっては所謂「恵の雨」です。しか~~~し!此の低温とぐずついた天候が続くと、所謂"リラ冷え"或いは"エゾ梅雨"になってしまうんですね。少し心配!!

そしてウエモンズハートにとっても・・・・・

SN3V0409.jpg好天に恵まれた土日の賑わいから見ると、「武士共が夢の跡・・」じゃありませんがこの駐車場に車がゼロ!なんとも空しいじゃありませんか!!農業のみしか経験したことが無かった我々には想像が出来ませんでしたが、季節に依るギャップ、ウイークデイとホリデイのギャップ、天候のギャップ等来客数は一定にならず、年を通しての売上の平準化や日々の営業のための必要スタッフ数の確保など店長はいつも頭を悩ましているようです。皆さんには見えないところで、苦労をしているんですねぇ!これ、ホント!

そしてこんな雨の日は店の中ではスタッフ達も暇を持て余し・・・てな事は実は無いんですね。内職が結構細々とあるんです。「なにか?って?」。そうですねぇ~、ここ何年か前からカップや業務用のジェラート、ソフトミックスの大口の取引も増え始め、その卸商品の造り溜めが出来るんですね、こんな日は!!。自前の店でも勿論ですが特に卸をするとなると、欠品だけは絶対に避けなければなりません。と言うことでこんな日に出来る造り溜めと言う仕事があるんですよ。と言うかこんな日も必要なんです(いえいえ決して負け惜しみじゃありませんよ!?)。

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2016年5月30日(月) 18:33

出張報告

  いやあ、今日は予報に反して日が差す天気でしたが昨日までと打って変わって寒い一日でした。ウエモンズハートの昨日までの賑わいは何処へやら・・・・

さて先日東京出張の帰り全行程を列車で・・・と言う話題をアップしましたが、出張の目的は??

SN3V0391.jpgそうです、「地域交流牧場全国連絡会」と言う組織の代議員会に出席して来ました。今現在この組織の北海道ブロックの代議員を拝命しているための出席でした。会場は、東京山手線の神田駅東口から数分と言う便利の良い所です。

この組織は、減少の一途をたどっている日本酪農の価値を酪農家自らが消費者に伝えるべく、平成11年に結成されたものです。私自身設立に係わり、3年目からはこの会の会長を8年間務めさせていただきました。この時代に多くの都道府県を回って酪農家との交流も深めさせていただきました。

この会のメンバーは生業の酪農の他に、酪農体験、酪農教育ファーム活動、乳製品の加工販売、農家レストランやファームイン等を営んでいる者たちで、お互いの活動情報を交換するために組織されました。メンバーの特徴は男女年齢の別無く集まり、情報交換するところに有りました。体験としての乳製品造り(バター造り、アイスクリーム造り、チーズ造りにヨーグルトやカルピス造り。発展してピザ釜の製作からピザ造り。果ては農家レストランでのウエディングパーティーの実施。等‥驚くばかりに多様な交流)の方法や、消費者に未知の酪農に触れてもらい理解を深める話術の習得など多岐に亘る情報交換の場です。

政府がH16年に地方自治体や農家自身の義務として食について消費者に伝える事を念頭に食育基本法を制定し、或いは、最近では農家の手取り確保のため自助努力の一つとして6次産業化を推進し始めましたが、我々の活動を追うように次々と政策が打ち出されています。なんとも胸のすく快事です。

何でも疑問質問があれば(一社)中央酪農会議に連絡してみて下さい。因みに今指定生産者団体の見直しが自民党から叫ばれ始めていますが、その元締め?が中央酪農会議で、我々の活動に補助金をつけ事務局をも勤め活動の手助けをしてくれている組織です。

私どもの誇りとする組織です。

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