シベリア
「いやあ雪解けが進んだと思ったらここ2,3日暑くない?」
「ホント急に暑くなったよね。昨日なんか19℃を越えたって・・」
「そうそう、今日も20℃と更に暑くなるって言っていたわ!」
「そろそろ子供達も体力が付いてきたし、シベリアへ出発時期かな・・」
そんな白鳥たちの会話が聞こえてきそうな風景です。
ここ十数年ほど十勝の早春は、シベリアへ向かう白鳥たちの中継地点になっています。
十勝地方は道内の生乳生産量の30%ほどを占める酪農地帯で、デントコーンの栽培が非常に多いのです。そしてそのデントコーンをハーベスターで収穫する際、デントコーンの実を結構落下させてしまいます。雪が溶けてその実が顔を出し始めるこのシーズンに、白鳥たちは夜は安全な水辺。そして日中はコーンの実をついばみシベリア迄旅が続けられる体力をつけている、のでしょう。最近は人を恐れなくなり、野積みのコーンサイレージの口開けをすると人の居ない隙を狙ってサイレージをついばんでいるようです。
自然豊かな北海道人として、人と野生動物の距離が近くなるのは嬉しいことだけど、鳥インフルエンザなど伝染病の問題もあるし・・・・
見つけた
今日の帯広地方は最高気温が18℃。午後4時現在でも17℃あり、温かさに誘われ庭を探してみたら春が来ているじゃ有りませんか。
一叢群れる 福寿草
こちらでは二人仲良く・・・・こちらは一人淋しく、電柱と背比べ・・・・?
お前も少しばかり早すぎたか、仲間はまだか・・・・
仲間が揃ったら天ぷら、ふきのとう味噌にしてもらおっと!春の味楽しみ。だけどその頃お前は伸びすぎて誰も手を付けてくれないな、きっと!
庭先で春を探してみた!
シンボル
北海道酪農は、開拓政策に異を唱え冷害に強い農業と言うことで、黒沢酉蔵、宇都宮仙太郎氏らが提唱、実践し広まりを見せたのです。
戦時中物資、肥料不足等で疲弊した農地に有機肥料をと言うことで戦後酪農が推奨された。そのための政策もあり昭和35年頃には日本全国で45万戸くらいにまでに増えたのでした。広瀬牧場もその1つで昭和23年に一頭のホルスタインの子牛を飼った所から始まっています。一頭が二頭、三頭・・・と増えていき、そのシンボルとして飼料貯蔵庫としてのサイロを立てるのが多くの牛飼いの夢でした。
立派なレンガ造りのサイロです。酪農に夢を持って建てたんでしょうね。牧場主の意気込みや高揚感が見てとれます。それがどうでしょう。
家族の病気?離婚?後継者がなかったか酪農を選ばなかったか?借金?牛舎も無ければ、住宅も跡形無く雑草や雑木の中にサイロ一人、静かに佇んでいます。
つわもの共が 夢の跡。 悲しいかな、今は離農のシンボル?!
二人掛かり
4月1日の朝の風景
入園式。
午前9時15分までに登園。よそ行きの洋服を着せられるのが嬉しくて、落ち着かない孫。
母親とおばあちゃんが大奮闘。なんとか着付けを終え、慌ただしく出かけた。
これから高卒迄だと、順調に行って16年、大卒だと20年の長い長~い学園生活。
これから色々な人生ドラマの始まり始まり~!
3月31日
29日、30日と野暮用で札幌に行って来ました。
29日夜。やはり明るいですね札幌の夜は・・・
いやいや一次会のみでホテルへ帰還。老いてますます良い子!?しています。
そして今朝5時前の帯広の我が家。家の階段踊り場から見た、裏の松並木。雪じゃ有りませんか。
昨年、綺麗な花を咲かせた栗の木。本物の花は少し早いので、雪の花を咲かせてくれました。
「今年も咲かせるぞ~!待ってて~。」と、栗の声が聞こえてきそうです。
昨夜から雪が降り始め今朝までに5cmくらいの積雪。
十勝は3~4月にかけて、爆弾低気圧の通過による大雪で一晩に1mくらい積もることは数年に一度くらいはあります。でも今回は除雪の必要も無く、久しぶりに水墨画のような幽玄な世界を愛でさせてくれました。