見方を変えれば...
今朝、2025年(令和6年)12月24日、クリスマスイブのウエモンズハート周辺です。
西(十勝連峰)
北(ウエモンズハート側)
東
南(早苗さんの畑)
ここ数日、岩見沢や美唄方面、或いは青森から新潟にかけての日本海側の降雪が例年に無く多く、
ライフラインや人々の生活が脅かされているとのニュースが続いている。
ホワイトクリスマスなどと呑気な話し所ではない様だ。
それに引き換えここ帯広では上の写真の通り、雪が全く無くて足元の心配も無いせいか、
ウエモンズハートのクリスマスアイスケーキも予約通り、順調にお引き取り頂いている。
97才の老父も、家の先祖は移住先を良くぞ十勝にしてくれた物だと、感謝しきりだ。
所が、昨日芽室町の畑作農家に嫁いでいる妹の話では、雪が無い為土壌凍結深度が深く、
春堀り用の長芋が凍っていないか心配だそうだ。
また秋蒔き小麦も雪に覆われていない所為か、緑色がドス黒く見えて凍害が心配だとの事。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し、か。
サイバー攻撃⁈
今朝の業界紙「日本農業新聞」第一面から。
「サイバー犯罪者が搾乳ロボットを攻撃し、農家に身代金を要求ー」とある。
昨年11月、スイス中北部の酪農家で起きた事件。
ある日搾乳ロボットのディスプレイに何も映らなくなり、専門家に連絡すると、ハッキングだと判明。
犯罪者がロボットのデータを暗号化し、その解除に1万ドル(150万円)を要求して来た。
しかし、支払いを拒否し自力で以前のデータを復元して、搾乳を再会させたそうだ。
しかし、一頭一頭の詳細なデータが失われていて、分娩事故で搾乳牛一頭を死なせてしまうと言う
後遺症を引き起こしていた。
広瀬牧場では、旧態依然とした搾乳方法で余り心配はないと思われるが、
紙でのデータ管理も同時並行的に進めて置かないと、心配な面は多々ある。
同紙12面では農家ができるサイバー攻撃への備えが乗っている。
分監高台
12月3日午後4時半前後
一際高い十勝幌尻岳(1,846m)と南に向かって連なる日高連峰
剣山(1,205m)。高校時代、課外授業で登った山だ
その北側に聳えるのはメムロ岳(1,754m)。これも同じく課外授業で登った。
自慢の十勝連峰も防風林で見え隠れして、一ヶ所では全貌を見る事は出来ないが、
自分の住む分監高台の西縁の笹薮に腰を下ろし、秋風に顔を撫でられながらこの雄大な山並みを眺めるのが、
子供の頃から大好きだった。
因みに、分監高台とは
明治初期、開拓に必要な道路開鑿に囚人を従事させる為、「釧路集治監帯広分監」として帯広に誘致した。
その監獄用地に組み込まれ、昭和初期まで開拓されず手付かずの原生林だった場所だ。
帯広分監の監獄用地として組み込まれた土地なので、「分監高台」と呼ばれていたが、
今では死語なのかなぁ。
「監獄高台」と呼ばれるよりずーとましだ。
ホッとした。
今朝の業界紙一面
『飼料米助成「削減考えず」』
『農相 主食用回帰を懸念』
とある。
水田を壊してしまったら、簡単に元に戻せない。
フードサプライチェーンが不安定で、フードマイレージも問題視される昨今。
食料自給率が低位で推移している日本の現状を鑑みるに賢明な選択だ。
飼料用米として恩恵を受けている当牧場としても、
農相の回答は最高の安心材料だ!