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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2018年5月20日(日) 08:37

記念イベント

17日午前11時過ぎのJRで新札幌へ。投宿予定のアークホテルで酪大の干場名誉教授から2時間半取材を受ける。その後他の教授を交え懇親会。
18日は午前9時から約200人の学生を前に、実践酪農学の講義。担当教授猫本先生との歓談後、新千歳空港から熊本空港に向かう。
その間、不正脈が頻出し息苦しかった。
山本幸子さん宅に泊めて頂き、リラックス。昨日も午後1時頃まで休ませて貰いて心臓も落ち着き、身体が楽になる。
その後、被災した熊本城を見に行く。
噂に違わず、酷い被害。
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アーリントン墓地か⁉︎と思わせるように崩れた石垣の石を並べてひとつずつ番号が付って有る。
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崩れた石垣の上で辛くも崩落を免れた櫓。
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立ち入り禁止区域が多く間近では見られず、展示してある写真や絵を見るととんでもない奇跡で崩落を免れたことが分かる。
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兎も角凄い‼️
明けて今日。
いよいよ我々夫婦の結婚40周年記念ツアーの始まり。北海道に向けて出発進行‼️

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2018年5月15日(火) 06:42

スポンジの続き...

今朝の業界紙に、受刑者が脱走し"空き家"に潜伏と言う問題提起があった。
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総務省の五年毎の「住宅・土地統計調査」によると、日本の空き家数は820万戸(2013)、7戸に1戸の割合だそうだ。
その空き家は「売却用」「賃貸用」「別荘」「その他」に分類され、厄介な「その他(所謂お化け屋敷)」が'23年に506万戸、'33年に785万戸に達すると予測されている。
翻ってわが帯広の場合...
40年程前に造成された西帯広ニュータウンの例では、明治時代から有る西小学校の校区が手狭になり開西小学校が分校し6年後には森の里小学校、更につつじヶ丘小学校とマンモス校が甍を争っていた。
現在はどうか。
今年の新一年生は、西小が31人、開西小28人、つつじヶ丘小に至っては25人程らしい。
この西地区も10年、20年後には草ぼうぼうの空き家が目立つ様になる。
オレが言いたいのは、もう農地を潰すのは止めよう。
農地は国民の生存権を守る財産だから。

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2018年5月13日(日) 07:22

タンポポ

道端に西洋 たんぽぽが真っ盛り...
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妹と(残念ながらガールフレンドでは無い)たくさん摘んできて花の首輪を編んだり、種になっなタンポポを取ってきて相手に吹きかけたり...
広い牧草畑のタンポポで遊ぶハイジ。アルプスの少女でもお馴染みの風景。
のどかな田園風景には欠かせない花だ。
しかしこのタンポポ、可憐な容姿からは想像出来ない食わせ者‼︎
我々農家にとっては、この上無い手強き雑草だ。
牧草地で数株のタンポポが咲いていて、それを放置しているとあの落下傘の様な種子が飛散。牧草地の裸地に落ちたら早速翌年芽を吹き根を張る。根付いたが最後だ!
そして数年を経ずして、広い牧草の緑に映える黄色のタンポポ畑。最悪だ!
さっきから花が綺麗だ。しかし仇だと言っている訳。
牛の嗜好性は悪い上、飼料畑としての栄養収量を考えると、栄養価は低く単位あたり収量も20〜30分の1。
全くもって憎っくき仇だ。

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2018年5月 9日(水) 18:43

駄洒落

「飲んだら のれん」!上手い‼︎
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2018年5月 8日(火) 12:42

ドーナツとスポンジ

大店法とやらが出来て、郊外に巨大なショッピングモールが出来始め、街中の小さな専門店が相次ぎ閉店。街の中心部の活力が郊外に移ってしまう事をドーナツ化現象と言うようになって久しい。帯広も例外では無い。駅前の西二条通は繁華街の代名詞で、日中は地方からの買い物客でにぎわい、夜は夜で社交場として肩も触れ合わんばかりの人、人、人だった。40年前は...。
先日新聞に「都市のスポンジ化」というニュースが載っていた。
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「都市のスポンジ化...⁈」
人口集中地区とは1ha(100m四方)当たり40人以上が住む地域だそうだ。帯広駅前はまだ人口集中地域ではあるけど、既に中心街では無い。
識者は「規制緩和と都市間競争が招いた結果」と言うが当にその通り。2000年の都市計画法の改正(改悪だ)を契機に、近隣地域への人口流出を恐れる自治体と地下が安く儲けの出る郊外志向の宅地開発業者の思惑が合致したからである。
帯広大空団地しかり、西帯広ニュータウンしかり、造成時は小中学がいずれもマンモス化し、更に校区を細分化して対応していた。しかし、今は人口が移動してしまい、学校の再編が始まっている。今最も人気を博している清流の里地区も30年先にはどうなっている事か?全国的な空き家問題とも連動している。
自分は過去にフランスに6度程お邪魔している自称「フランス通」だ。
毎回、パリ郊外のドゴール空港発着だ。ある時は家内とメトロのほぼ終着駅近くのホテルに数泊投宿した。そこからタクシーで農家やランジェス市場、教育ファームを視察したが、すぐ農村地帯。日本の都市のようにダラダラと街並みが続いてはいなくて、直ぐ広大な小麦畑や大豆、ビートなどの農作物が広がり、驚いたものだ。
ここ10年程我が家の宅地部分の固定資産税が3年の見直し毎に税額が上昇している事に気付いた。市の資産税課に問い合わせると、都市計画法では市街化調整地区の宅地は市街地並みに課税し、農地の流動化を促しているらしい。フードバレーを標榜している帯広市においてもこの様な体たらく。噴飯物だ!
ドーナツやスポンジの話しはどうなったか⁈
日本という国の人口減少は既に始まっている。
50年100年先を見据えた都市計画が必要だ。もっと農家が心安らかに営農出来き、ひいては食糧の自給率向上(消極的ではあるが、今の食糧自給率を維持していけば、人口減少に相俟って相対的に上昇するのでは...)に向けて頑張る農家を皆で応援する時代の到来を期待する。

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