廣瀬神社
2月11日は、廣瀬神社恒例の砂かけ祭りの日だ。この祭りに先立ち、砂の田んぼを白装束の田人が牛に鋤を引かせて一周する。
この神社奈良県斑鳩郡河合町に鎮座し、創建は紀元前89年と伝わる。日本書紀にも名が残っているらしい。この砂かけ祭りは一年の豊穣を祈る祭りで、675年には雨乞いや豊作祈願の祭りを行ったとの記録もあるので1400年以上も続いている。
この祭りにちなんだ町のイメージキャラクター「すな丸」も登場したとある。
何でこの祭りに拘るのか⁈
実は400年位前に書かれた我が家の系図には「廣瀬名と申ハ 大和國廣瀬タツタノ大明神ヨリ出ル」とあるのだ。
そんな謂れの有る神社なので十数年前に尋ね、砂かけ祭りの事も知識としては知っていたが、今回、業界紙から詳細を知る事が出来、又先祖がこの祭りに参加していたのかと思うと、感慨深いものがある。
虚業と実業
最近メディアでは、レオパレスの施工不良問題がかまびすしい様だが、今日の道新に詳細が載っていた。
新聞によると、昨年5月に延焼や音漏れを防ぐ屋根裏の壁が無いと言う手抜き工事が発覚して入居率が低迷。更に今回新たに、危険性の高い不良物件が大規模に見つかり、全国7,782人に退去要請が出された事で問題が表面化した形だ。
そこで問題は、このレオパレスは物件のオーナーの投資によって運営されている事だ。預貯金金利が低迷したり、老後の年金も当てにならない時代背景に、不良物件と知らず多額の投資をしている一般市民が巻き添えになる事が心配される。株や為替、ネズミ講など虚業の怖さだ。
自分自身高齢者の仲間入りを果たし収入の道も途絶え年金生活者になった今、現役時代の付き合いや普段の生活を見直さなければならない事を痛感する。 若い人たちにはそんな老後の備えとして今から趣味と実益を兼ねた、余儀としての手習いをして置く事が大切だと伝えたい!
自分自身に置き換えて見ると、酪農教育ファーム活動か⁈病を得た今となっては酪農現場では息子の手伝いも出来ないが、こんな自分でも酪農を切り口とした食やいのち、仕事についての学びについて教育現場では未だにニーズが高く、幾ばくかの収入にも繫る。
おっと、口だけの仕事も虚業か⁈
ブルブル
今期最高の冬将軍到来。
広瀬牧場のミルキングパーラー前の寒暖計が氷点下28℃を示している。
オレが子供の頃なんか氷点下30℃以下なんてザラで、そんな中、小学校にも当たり前の様に通ったもんだ!なんて爺むさい話しは無しネ!
陸別
昨日、家内と陸別での葬儀が有り、お参りをして来た。
50年前(50年⁈半世紀も昔だ!)、帯農酪農科を一緒に卒業した秋山君の父親が91才で亡くなったのだ。秋山君とは妙にウマがあって、3年生の夏休みには道東を一周するバイクツーリングも一緒だった。社会人になってからも無理に呼び出して飲みに行く程の付き合いも無かった。しかし、会えば必ず胸襟を開いての近況報告をし合う仲だ。
近年は孫の誕生日には必ずウエモンズハートのアイスケーキを送ってくれる。しかも7人分毎年だ。オレの方も昨年来「なつぞら」の撮影で幾度となく陸別を訪問し秋山君の家にも初めて寄らせていただいた。
年が明け、1月26日には再び陸別で撮影が有ったのだが、その時には撮影現場まで、陣中見舞いに来てくれた。その際もお互いの父親(いずれの父親も昭和2年生まれの同い年)の近況報告をし有ったのだが、その時は少しボケが来てるようだけど相変わらず元気だ、と聞いていたので新聞紙上での訃報には驚いた。
JA陸別の通夜、告別式と言う事でお参りに行って来たのだが、驚きだ!
農協関係の施設にしては遊び心満載で、社会を斜(はす)に見るオレとしては大喝采だ!
告別式、送り出しは11時過ぎには終わったので、森田屋でソバを頂く。
この森田屋の前にはオレと同じ様な腹を抱えたタヌキがお出迎え。親近感が湧く。この店のソバは父親や稚内の太一君からも美味しいとの評判を聞いていたので、迷わず暖簾をくぐったが、噂に違わず美味しかった〜。満足、満足!
蕎麦を食べ終えカウンターの上の時計は12時20分を指している。折角の遠出、今度は新鮮な魚介を求めて釧路の和商市場にハンドルをきる。
我々高齢者には、和商市場の様な対面販売でのやりとりが楽しい。生のカレイや一夜干しのホッケ。丸々太ったイワシ。ホヤ、タチ、色々仕入れて午後6時過ぎ凱旋帰宅だ。
約300kmのドライブは矢張り疲れてしまい、夕食後すぐバタンキューだった。歳をとったものだ...