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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2018年12月 7日(金) 07:02

ワン・ファーマー・ワン・イシュー

今日の日経新聞コラム「交遊抄」から...
元陸上選手の為末大さんは「社会はどうあるべきか」常に考えているそうだ。
そこで「ワン・アスリート・ワン・イシュー」を提案しているそうだ。IMG_3635.JPG
これは、スポーツ選手かそれぞれ、ひとつの社会問題に関わる事を決めようと言う趣旨らしい。
翻って我々酪農家の「酪農教育ファーム活動」も、「しごとと食、いのちの学び」を支援する活動目的の上に、「ワン・ファーマー・ワン・イシュー」なる農業者ならではの社会的課題を夫々が持ち、問い掛けるべきだ。

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2018年12月 5日(水) 19:50

天陽くん

12月2日藤丸デパート前に、「戦後開拓者の息子山田天陽くん」が、イルミネーションの点灯式にやって来た。IMG_3617.jpg
来年4月から始まる「なつぞら」の撮影で一緒させて頂いているが、見た通り背が高くイケメンと言うばかりではなく、演ずることにもひたむきな青年だ。

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2018年12月 4日(火) 06:49

繰り返す対日圧力

『「ジョン ブロック」という名前に懐かしさを感じる人は、失礼ながらお年を召した方だろう。』から、我が業界紙日本農業新聞の今日のコラム「今よみ」が始まっている。
このアメリカ人の名がオレの記憶の片隅にもあるという事は、つまりお年を召した方なんだ⁈オレも...。懐かしくはないが!IMG_3619.JPG
このジョン ブロックなる人が、アメリカの農務長官だと言うことは覚えているが、後に日本がアメリカの圧力で牛肉、オレンジの自由化を受け入れることになるが、その立役者ということは記憶にない。
このコラムにある通り、アメリカがソ連のアフガニスタン侵攻に怒り、ソ連向けの農産物の禁輸措置をとった。その煽りを喰ったのがアメリカの中小の農家で、離農が相次いだ。
ソ連への懲罰的禁輸の結果としてして生じた余剰農産物のはけ口として、経済成長著しい日本がターゲットになった結果としての、牛肉、オレンジの自由化だったのだ。
その前にはアメリカの大豆が不作になり、アメリカ国内の大豆価格の高騰を未然に防ぐため、大量に輸出していたソ連をはじめ日本に対しても禁輸措置をとる。戦後80%近く有った大豆の自給率が低価格のアメリカ産に日本の大豆生産が低迷。自給率を落とした挙句のアメリカの暴挙。豆腐やアゲの小売価格が何倍にもあがってしまった。同盟国に対しても何の忖度も無しの値上げだ。
それから40年。
今度はトランプ大統領が中国との貿易戦争を引き起こし、輸出にブレーキがかかったアメリカの農家は不況の淵に。そして不満がたまった農家の圧力のはけ口として、再び日本の農業がターゲットになってしまう。
記憶力があまり良いとは言えないオレが、なぜそんな事を覚えているのか。 当時広瀬牧場の若き後継者だったオレには、生産する牛乳の買い入れ価格の1円の上下は最大の関心事だった。そんな中での牛肉オレンジの自由化のニュースに、危機感を感じた。そんな所から日本では農業は、国に護られないことを自覚もした。自分の経営は自分で護る自助の精神が芽生え、規模拡大によるコスト削減を積極的に図る様になった。
このコラムから感じる事は、アメリカの二重外交ぶり、加えて言うなら所謂ディスマーチャントの姿勢である。
米ソ冷戦時代には日露の接近を恫喝したり、ブラジルからの大豆輸入促進に動いて独自外交を展開する田中角栄をロッキード事件で失脚させたり。又武器なども敵対する双方に売却したりと、アメリカの無法ぶりには枚挙に暇が無い。
そんなアメリカに日本の政治家はなす術も無く、農産物の解放をしてしまうのか...
最低限日本の食糧の自給率を守るため、今の家族経営を次世代に引き継ぐ。これが今の農業者にとって最も重要な責務かも知れない。

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2018年12月 2日(日) 04:28

賢者は歴史に学ぶ

昨日oazoで5冊の本を手に入れてきたが、前回、イヤ前々回から買いだめていながら手につかなかった読書を解禁した。
別に禁欲生活を送っていた訳ではないが、野暮用が立て込み読む時間が取れなかったのだが、ようやくだ。IMG_3611.jpg
この本のタイトルからは、先日校了した廣瀬家渡道百年誌「賢者は歴史に学ぶ」で、自分が表現したかった人間の陥穽を感じ取りてにとったものだ。
戦前、天皇すら容認していた美濃部達吉の天皇機関説を、当時野党の鳩山一郎が不敬罪などと軍部とともに、政府を攻撃。ついには統帥権干犯問題を持ち出し、軍の行動に独裁を許し、政府は追認するのみ。挙句、迷走する軍に日本と言う国が、日中戦争の泥沼に引きずり込まれる遠因となった。くだらない政争が軍部の台頭を許してしまう。今日の世界情勢の分析もせず、ただ相手を論破する事が目的となって迷走している今の政党政治と酷似している。
戦前、政情の安定しない中国に於いて、汪兆銘なる親日を標榜する政治家の動きを当時の近衛首相は見捨ててしまい、反日の蒋介石、更には毛沢東の台頭を許してしまう。そして世界中を敵にして国土を焦土と化し、結果として日本はアメリカの51番目の州と見間違うほどだ。
戦後田中角栄が共産党率いる中華人民共和国との国交回復のために、台湾(中華民国)を見捨ててしまう。これは当時、「同じタオルを売っても、8億本売れる方がいい」と言った経済優先で、親日国家を裏切ってしまう日本。
この本では更に、第一次世界大戦では英仏露のヨーロッパ派兵要請を退け一人アジア太平洋でドイツの植民地を奪う事だけに血道を上げている日本。そこからアメリカのみならず、ヨーロッパ諸国の信を失っていった。後に第二次世界大戦を米英仏を中心とした連合国と戦う羽目になり、必然とも言える敗戦。そして国土の荒廃を招いてしまう。過去、日露戦争勝利の中にも後の戦争の敗戦のタネ(当時世界最大の軍事力を誇っていたロシアになぜ勝てたのか?いくつかの幸運が重なり、薄氷を踏む思い出得た勝利にもかかわらず、実力と過信してしまった。)が内蔵されている事に気付かなかった。
翻って我が家。
何とか安定している今だからこそ、何処かに気づかずにいる陥穽が...

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2018年12月 1日(土) 09:30

半身浴

昨夜はホテルモントレ仙台に投宿。
部屋は広々とした、贅沢な空間。
14階の部屋なので夜景もきれいだ。
落ち着ける〜!
このホテルのバスタブは外国人仕様か、浅くて長い。
オレは日本人なのでお湯を張り、何とか身体全体で浸かりたい。
腰を下ろして背中をバスタブに保たせて見ると、足が対岸に届かない。
そのままずるずるとバスタブに身体を沈めて見ると、膝、腹、胸がお湯から出ている。勿論首から上も...
これも半身浴か⁈いや、ひょっこりヒョウタン島かも...
あっ、そうそう、仙台には勉強に来ていたんです。
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