ふるさと納税
菅官房長官きも煎りの政策、ふるさと納税。返礼品の過当競争に業を煮やした総務省は、返礼率30%を守れない自治体への納税は、納税者への所得控除と言う特典を取り消すらしい。
その点わが帯広市は優等生だ⁈
返礼品の代表。1万円の納税に対してこの広報が一年分送られて来るらしい。「消息筋⁈」
余興
つい先日、東京品川での結婚式に招待され、出席してきた。それは新郎の感謝のスピーチから始まったが、新郎、新婦の入場では新郎のT君のイケメンぶりには驚きだった。新婦のRさんの「ドヤ顔」からは、そんな彼を射止めた女としての自信が垣間見える。
そしてスピーチ。「アレ?カンペ⁈」見た目の二枚目ぶりと行動の三枚目振り。この落差に参加者からは好意の笑い声!
さあ、ケーキ入刀も終わりいよいよ宴会。その始まりに共通の友人によるビオラの演奏があった。
お祝いに相応しい曲を短くアレンジして二曲奏でてくれた。しかし残念な事に、会場の中程に陣取った新郎の友人グループが演奏そっちのけで高笑いの大騒ぎ!
そう言えば、我が家も11月23日に北海道ホテルで渡道百年記念式典を開催したが、3時間の予定時間をどの様に進めるのか大いに悩んだ。
知り合いの落語家桂かい枝さんに落語を一席お願いしようか⁈坂本和明さんにマジックをお願いしようか⁈名(迷)ドラマーの従兄弟にドラムの演奏?はたまたピアノを習っている姪の娘達に発表会並みに...。しかし問い合わせたプロの落語家に、「私達は仕事なので呼ばれればどこにでも出かけますが、止めておいた方がいいですよ!なぜかと言うと宴会の余興は半分くらいは見てもいないし、聴いてもいないですよ。我々へのギャラ、無駄じゃないですか⁈」と言われたのである。
今回の友人によるビオラ演奏を鑑賞する周囲の雰囲気を見て、ナルホド!
桂かい枝さんの真摯な意見に感服です。
戦略
今日もわが業界紙のコラムを読んで。
件の鈴木宣弘先生曰く、「武器としての食料」と言う話し。
このコラムでは、アメリカの武器としての穀物戦略を中心に書かれているが、大豆、トウモロコシ、など輸出穀物だけで1兆円の輸出補助金を農家に支払っても、彼らは先端兵器を開発し整えることを考えると安上がりだと臆面も無くいう。
大学の農学部でも学生たちに「君たちはアメリカの誇りだ。君達が食料を生産してくれる事が、アメリカが世界に君臨できる力だ。」と話すのが常らしいが、これは新得の共働学舎の宮嶋望氏も彼の国の農学部に留学した経験談として話していた。
翻って日本。
農業を語るに於いても、経済効率一本槍。これでは家族経営など成り立ちはしない。ひいては食糧自給率のなし崩し的低減を招く。これは30数年前、大阪商工会議所会頭の佐治敬三の「あんな非効率的な農業は日本には要らない。我々がどんどん外貨を稼いで、海外から安い農産物を必要なだけ買えばいい!」と言う彼の持論、農業不要論が当時の文藝春秋に掲載されていて心底怒りを覚えた。そして悲しいかな現実は佐治の言う通りになって来ている。1億2千万の命を預かっている日本政府の考える国家セキュリティ、大丈夫か?
今自分は高齢者の仲間入りを果たした紛れも無い老人だが、この年に成っても「ありがとう」とか「お陰様で...」などと言われると嬉しくなり、老骨にムチを打ってでも頑張ろうと思うのだ。
国が、政府が「ありがとう。あなた方は私たちの誇りだ!」と言う気持ちを持って農業政策を進めてくれたらなぁ!