牛さん、美味しい?
今朝の業界紙一面
綺麗な縞模様。プロの仕事。美しい作業風景が絵になる。
栄養価が高く、繊維質も豊富。乳牛にとって最も大切な1番牧草の収穫風景を鳥瞰した写真だ。
そして絵の下のキャプションには
「雨を避けるため、草刈り機(右)と収穫機を同時に稼働させ、急ピッチで作業する(北海道中標津町で)」とある。
牛飼いを生業として、牛に家族を養って貰った身としては、「牛さん本当に喜んでいるのだろうか⁉︎」と
疑問に思ってしまう。
つまり、刈り取りながら同時に切り込む事だ。
十勝でもそうだが、コントラクターに作業を依頼すると、請け負った広大な面積の牧草を適期刈り取りする事が至上命題だが、
水分調整がなされていない。
しかし、牛が最も喜ぶグラスサイレージ、ひいては我々が飲んで美味しいと感じる牛乳を作るには、
牧草の適期刈り取りと水分を83%から65%位までの予乾が必要なのだ。
この作業では、牛や人の事は無視。
ここでも効率至上主義なのか。
牛さん、このグラスサイレージ本当に美味しいですか?