少年の翼
10数年続いていた「川越市少年の翼」の十勝研修がコロナ禍で中断されていたが、去る8月24日
4年ぶりに再開され、中学生の研修生44名と引率11名で我が広瀬牧場にも再び来てくれた。
そして十勝農楽校の体験の沢山のお礼状が昨日届いた。
一人ひとり封筒に入っていて、封筒をひとつずつ開封するのももどかしく、時間をかけて
全て読ませていただきました。
牛乳の生産現場(牧場)が身近に無いため、皆んな異口同音に「へぇー」.「そうなんだ」.
「仔牛かわいい〜」.「体温が高くてあったかい!」.「手作りアイス、簡単だけどすっごく美味しい」などなど
2時間びっしり楽しんでくれた。
そんな体験に対する皆さんからのお礼だが、その中のI.Hさんのお礼状を紹介します。
このI.Hさんに、酪農家の命に対する思いをしっかり受け止めてくれていると、こちらの方こそ感動してしまいました。
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「...牛の一生の話しを聞いたり、どれだけの酪農家の人々の努力が積もっているのかを聞き、
その時は涙が出そうになりました。」
そして私は広瀬さんに「牛が出荷されるときさびしくはありませんか?」と聞いた研修生です。覚えていますか?
その時に広瀬さんは「ここまで元気に世話して育てた自分をほめて牛を送り出すんだよ」と言ってくれました。
私だったら自分の手で育てた牛を出荷できるかわかりません。
でも広瀬さんはこんなにも前向きで、自分にも牛にも「頑張ったな」と言って牛を送り出せる
本当にすごい人だなと思いました。
私たち消費者の目の届かない場所で頑張っている酪農家の人々と牛たちを私は忘れません。
そして牛や動物の命をいただいていることをもっと実感して感謝しようと思います...」
ただただ35年間続けてきた十勝農楽校の活動に対してI.Hさんのコメントは
「やり甲斐を感じる」素晴らしいお褒めの言葉でした。
「十勝農楽校」の活動、まだまだ頑張るぞ。