ブーム
昨日の勝毎電子版に帯広市内の中学生の修学旅行が始まった事が載っていた。
コロナが2類から5類に緩和され、マスク装着、密になるな、黙食など面倒臭いルールも
無くなり、「中坊」達は明るく出発、とある。
行き先もコロナ前に戻り始め、市内13の中学校の行き先一覧が載っていた。
13校全てが函館。10校がニセコリゾート。そして8校が北広島市に今季開業した日ハムのエスコンフィールドが
旅程に入っている。中には試合観戦迄予定している学校もある。
「エスコンブーム」到来と言っても良いか。
30年程前、広瀬牧場にも北見、網走方面の小学6年生の修学旅行が来るようになり、
ピーク時は6〜7校に上った。しかし或る年を境に一校も来なくなった。それから数年後
酪農教育ファームの研修会が湧別町で開かれた時の事だ。参加していた地元北見の先生から
「お久しぶりですね」と声を掛けてきた。以前修学旅行で子供達を引率してきていた先生だった。
「北見方面の修学旅行、いっぺんに来なくなったけど、広瀬牧場で何か落ち度有りましたか?」と聞いてみた。
先生曰く「落ち度なんて有りませんよ。ご心配なく」続けて「昨年旭山動物園がリニューアルオープンしたので、行程が旭川方面に変わってしまったんです」との事だった。
旭山動物園では、行動展示と言って、野性動物をより自然な状態で観察出来る様になったと、話題になっていた。
「そうか!納得」
2011年の東日本大地震が起きた時は、原発事故からの放射線被害(風評被害か)を避けた札幌市内の中学校数校が広瀬牧場に来るようになった。
しかしこれもコロナで相次いでキャンセル続きで、今年は札幌方面は一校も無くなった。
今は東海、関西方面の高校生の修学旅行が増加傾向!
そして今は、「キャリア教育ブーム」と言うか、教育旅行社などはムーブメントを起こそうとしている。
平成3年。酪農の実際を伝えたいとの思いから、搾乳見学施設を設けて酪農体験を始めた。
そして折も折、所謂体験型の修学旅行ブームが始まっていて、巧まずしてそこに乗っかってしまったのだが、
それは今でも続いている。