なんだかねぇ...
今日の道新6面から...
元首相5人「脱原発」宣言 事故風化に危機感と言う見出しだ。
5人とは小泉純一郎、菅直人、細川護熙、村山富市、鳩山由紀夫らだ。
記憶によると原発から出る核のゴミ問題は、日本の核保有を危惧する欧米からの提案で、始めはフランスまで輸送して処理するはずだった。しかしその輸送に際してテロ組織から襲撃される懸念も指摘されていた。
そう言った懸念を払拭する様に、核の安全利用への国際貢献を掲げ、原発導入当時から「プルサーマル計画」とか「もんじゅ」とか「濃縮ウラン」など莫大な投資をして核の再利用を掲げていた。しかし数十年を経た今政府は、核のゴミ捨て場探しに躍起になっているが未だ解決出来ずにいる。
この5人の総理経験者は自分たちこそ救世主と言わんばかりに、原発事故を風化させるなと脱原発を訴えている。この5人が総理大臣に就任する前から、ソ連やアメリカでも原発事故が甚大な被害を及ぼしていることは充分認識していた筈だ。米ソの原発事故は彼らには教訓とならなかったのか⁈今更何をか況や!だ。
細川元総理は「自社さ」と言った政党の野合から生まれたが、結局ちから不足で短命政権で何も結果を残せなかった。
そこで自民党と社会党と言う水と油が連立を組み、社会党党首の村山富市が総理となった。その村山元総理は正義漢ぶって、余分な「河野談話」なるものを発出し、そこから所謂慰安婦問題を再燃させ、こんにちの険悪な日韓関係を生み出してしまった。
小泉元総理は自民党に所属しながら「自民党をぶっ壊す」と言った勇ましいワンフレーズで政権を奪取。アメリカの言い成りで郵政民営化や所謂「大店法」を導入。郊外の農地を潰してでも大型商業施設を作らせ、結果旧来の商店街はシャッターを下すなどドーナツ化現象を起こし果ては街のスポンジ化を招いた。
鳩山元総理は「米軍基地の返還。少なくとも県外移設」などと根拠のない安請け合いで、沖縄の基地問題を混沌とさせてしまった。
菅直人は言わずもがな。
「脱原発」が大事と言う事は素人でもわかる。
しかし彼らの談話には核のゴミや汚染水処理など喫緊の課題に言及が無い。
彼らはこれからも尊敬されないだろう。