絶対断らない
最近、菅総理の「長男」による総務省の役員への接待攻勢が話題になってる。役人などへの接待で、法律を変えたり解釈の変更を迫るなど到底許されないのは世間の常識だ。その常識を持ってしても、テレビや新聞で「菅総理の長男が...」と、殊更総理が悪者のように報道するのは如何なものか。江戸時代までなら見せしめとして、家族の連座で処罰する事はまま有ったかも知れない。
菅総理は官房長官時代から常々、携帯電話料金の値下げを総務省に要求していた事は報道で知ってはいたが、誰も反対する者はなかったはずだ。しかし「菅総理」と「長男」がまるで結託しているような報道や、野党議員からは「この接待についてどう思いますか?」などと政府への攻勢を強めている。
オレには、報道姿勢が分からん!
さてこの事件に関して接待された側の一人で当時総務審議官だった山田真貴子現内閣広報官が槍玉にあがっているが、彼女は「飲み会を絶対に断らない女としてやって来た。」と若者向けのメッセージを発信していたようだ。
続けて「イベントやプロジェクトに誘われたら、絶対に断らない。飲み会も断らない。断る人は二度と誘われない。出会うチャンスを愚直に広げてほしい」と述べていたようだ。
それに食い付くコメントを出したのが立民の辻元清美。
発言について「『おっさん政治だ』女性リーダーのモデルとして残念。飲み会に行かないと出世できないみたいなことを言うのは同じ女性としてがっかりだ」と批判した。とコラムはなっている。
このコラムを読むと自分は大いに納得する。
男だからでは無く、「イベントやプロジェクトに誘われたら断らない」が先にあり、合わせて「飲み会も絶対断らない」とある。
つまり、自分の責任のある仕事はこなすが、他の事、時間外の事は好き嫌いで判断していると思われたら、誰も誘ってくれなくなるよ。そして、出会うチャンスを愚直にに広げてほしい」と言うのが真意で、それを補強する様に「飲み会も断らない」と言っているのだろう。
言葉尻を捕まえて!とか、些末な事とはこの事だろう。