馬頭さん
例年だと4月中旬に行っている馬頭さんのお祭りを、コロナの関係で延期していたが、収束は見えない物のパンデミックでもなさそうなので、お盆過ぎから計画し、今日開催した。
開催場所は我が家の体験教室なのだが、酪農教育ファーム推進委員会で学習キットとして配布され、常時展示されている牛の等身大の絵を背景に、馬頭観音像を安置しお供え物や具足などを配置した。
毎年お願いしている弘真寺(西24条南2丁目)の住職を導師に午前11時から開催
馬頭さんのお祭りは昔は年に2度、春4月は豊作祈願祭、秋は9月に収穫感謝祭として毎年盛大に開かれていたものだ。相撲大会有り、のど自慢、くじ引きなど忙しい農作業の合間を縫っての、息抜きだったようだ。
今回は全員マスクを着用。参加も各家1名。住職による読経後の法話も自粛。そして3年前から始めたそば打ちやお楽しみ会も無く、手土産を渡すだけの寂しいものだったが、来年につなぐ事は出来たのではないかな。
さて、何十年かぶりに、馬頭さんの幟を牛の絵の鼻先に飾った。
この幟、古色蒼然とした物だが、戦後間も無くに地域の菊地さんと言う人が綿布に筆で直に書いた物で貴重な物だ。
ところで、この幟。
上から、横書きで「奉納」と書いてある。
その下には縦書きで「馬頭觀世音菩薩」とある。
その左横の下部には「氏子一同」とある。
見ての通りなんだが、「菩薩」は仏様だが、「氏子」とは是如何に⁈
氏子とは、神社の氏神様をお祀りする人々の事で、仏様をお祀りするのは「檀家?」と疑問が浮かんだ。
今は便利なものだ。ケータイの検索機能で「氏子と檀家の違い」を入力すると、「檀家」とは仏様をお祀りしている「寺」に所属している人の事。
「氏子」とは。神社に関わらず地域を挙げて「信仰する対象」をお祀りする一団を言うらしい。
いずれにせよ、我が36区実行組合にとっては貴重な物だ。