青い池⁈
お盆過ぎの17日、帰省中の三男夫婦から富良野にある「青い池」までドライブに行ってみないか?と誘われた。
「青い池?」
「富良野?」
「聞いた事無いなぁ⁈」と言いつつ、行きたくなくて駄々をこねていると思われたら嫌なので、行く気満々に会話する。
午前9:30出発。
三男の運転と思いきや、「おれ、車の中で仕事するから、運転頼みます。」と宣うではないか。会計士はテレワークの最前線にあるらしく、移動中でも仕事ができるらしい。と言うか、電波の届く処に仕事有り⁈(休まらん!)
ま、運転は嫌いじゃ無いので、オレの運転で出発する。
芽室から裏街道を走り、屈足のコンビニでトイレタイム。そして新得で38号線に合流。
途中、助手席の家内と「あのさぁ、富良野に青い池なんて言う観光名所、有ったっけ?」
オレと家内3年の長きに渡り結婚を反対され、腹いせに仕事をサボり(サボるのはオレ)あちこちドライブに行ったものだ。富良野は片道2時間の丁度日帰りで遊ぶのには持ってこいの場所だったので、幾度もいっている家内も「行った事無いよねぇ⁈」と応ずる。
落合、幾寅、東川、と過ぎ富良野の手前から右に入り白金温泉の方に向かう。
結局、3時間かかって無事「青い池」到着。
うわぁ、結構混み合ってる!500円の駐車場も8割方埋まっている。
「マスク、マスク」
早速堤防の様になっている散策路に上がる。
ほおー、これが青い池か⁈大したもんじゃ無いな〜!
しかし少しずつ進むと...
池が深くなって来たのか、済んだ水色がすごく綺麗だ。奥の方には野付半島にあるトドワラのように、枯れた松が林立していてこれまた風情がある。
ここは美瑛川沿いにあるので、昔十勝岳は幾度も噴火しているので、小さな支流が埋まり自然に池が出来、水没した木々が枯れたまま立っているんだ⁈しかし、湖面の水色がすごく綺麗だ。空の白い雲が湖面に対照的に映し出され、なんとも味わい深い。
だんだんと湖面が拡がりを見せ始め、いやが上にも感動がたかまる。
んっ?あの枯れ木、人工的に植樹したものだ。後ろのカラ松と繋がるように、整列している。池の中の枯れ木は幹の太さから言ってせいぜい15〜20年生くらいだ。と言う事は......、後ろのカラ松の樹齢から言ってもこの「青い池」が出来てからまだ20〜30年くらいしかたっていないのか⁈
なるほど、オレ達夫婦の古い記憶の中に「青い池」と言うデートスポットは無かった筈だ。
お〜い眞由美、智(三男)とツーショット!
嬉々として写真に収まる眞由美。
矢張り青い池とは人造湖。
1988年に十勝岳が噴火。その後火山泥流災害を防ぐため、翌1989年に幾つか作られた堰堤のひとつに水が溜まって出来たものらしい。
そして10年後、地元のカメラマンに紹介された所から、観光スポットになってきたらしい。
なるほど30年前の堰堤工事の副産物と言う訳だ!
しかし、この池の水自体もブルーでは無いらしい。
この川沿いの湧水に水酸化アルミニウムが含まれ、その水が滞留する事でコロイド状になり、晴天時の光の乱反射により水色にみえるらしい。つまり、土砂降りの雨の日は、ただの水の色らしい。
デートに行くのなら、絶対晴天がよろしい。適度に綿雲などもあれば、尚良し!そうか、二人でいるだけで幸せか⁈