訃報
少し前、台湾の李登輝元総統の死去が緊急速報で流れていた。97才だそうだ。
日本の良き時代を知る数少ない外国の指導者だ。
2003年出版のこの本は今の日本人が失ったやまとこころを取り戻して欲しいと願って書いた本だ。
また台湾と日本の絆をより強くと願って2016年94才の時には日台IoT同盟と言った次の様な対談形式の本も出している。
我々戦後生まれの者は、戦前戦中への贖罪意識を植えつける教育(自虐史観)を受けて大人になった。日本人は隣国や中国、東南アジアに多大なる迷惑をかけた。小市民である我々も国家の罪を背負って生き続ける事が宿命だとも思っていた。
しかし植民地だった台湾の総統が、日本人である事に誇りを持てと、日本にこれ程エールを送ってくれている事をしり、自虐史観が薄れていくのを感じた。
変わって2004年発刊の日韓併合-韓民族を救った日帝36年の歴史(韓国人が書いた)
この様なジャンルの本を何冊も読み漁り、うすかわを剥ぐように自分の中の自虐史観が薄れていった。
李登輝元総統の死去は、日中間又は日韓間の防波堤が決壊した様な喪失感を感じる。
ご冥福を祈るばかりだ。