業平
「じいちゃん、今日は29℃になるって!」と言わんばかりに下の孫がテレビの天気予報に見入っている。
ホントだ。今日は春のゴールデンウィーク真っ只中の日曜日。ウエモンズハートも大賑わいになるはずだったけど、新型コロナ蔓延防止の一助になれば、と、この連休中を臨時休業とした。
楽しみにしていてくれたお客様達には本当に申し訳ありません。
しかし、30日には屋敷林と、上札内の山小屋にある地蔵堂の周りを囲むようにニオイヒバを植樹。
1日は午後から家内と、上札内、大樹、浜大樹に有るロケット打ち上げセンター、湧洞、大津、藻岩と十勝南部を只々ドライブをしてきた。
2日は1時間ほど上の孫と遊ぶ。
木登りなんかした事も無いから、へっぴり腰だ。
こんな長閑な連休はウエモンズハートを始めて以来。さて今日は...と思いつつ体験教室に来るが、
「世の中に たえて桜の なかりせば 春のこころは のどけからまし」と言う在原業平の句が思い浮かぶ。
この句は「なつぞら」で有名になった帯農の「海保進一先生」から、「世の中に 若い女の子がいなければ お前ら男ボンズのこころは さぞかし長閑なもんだろう」と言う意味だと聞かされた。当時(今は当時に増して)「なるほどなぁ」と妙に納得したものだ。
今回、コロナ禍で止む無く臨時休業にしてみてしみじみ思う。
連休中は、日々の天気予報を見て一喜一憂。
はたまた、天気は申し分無いのに、来客数が今一。なんでかな⁈
そんな心配が無く、何とも長閑な連休か!
しかし、コロナ禍の収束が見通せない中「長閑だなぁ‼︎」などといつまで言っていられるのか。
因みに3月の店頭売り上げは対前年比83%、4月は46%と急激に下降している。昨年の催事は3月2件、4月1件有ったのが今年はゼロ。
従業員、家族がウイルスに感染していなくても、生活環境が息苦しくなってきた。
ウエモンズハートにもECMOが必要だ!