薪、夢が広がる
家内と昨日、軽トラック1台分薪を運んできた。
一月前父が、上札内で農業を営んでいた父の友人から、
納屋に蓄えてあった薪を譲り受けたものだが、薪や炭から石炭そして灯油へと家庭での燃料はここ40年変わって来ていて、薪は無用の長物となっていた。
そんな時代遅れの燃料の薪を何故今頃⁈と思われる向きもありましょう。
一つはオヤジのノスタルジーだ。いや、オヤジだけでは無く自分自身も平成7年に今の住宅を建てるまでは、薪ストーブもあり更には風呂は薪を焚いて沸かしていた。つい四半世紀前の事だが、秋の農作業を終わらせ12月になる前後には一年分の薪作りがはじまるのが通例だった。もたもたしていると、雪は降り始めたり、餅搗きの時期になってしまうので、寒いとか辛いなどと甘えてはいられなかった。しかし、予定通り薪が積み上がると、家族全員辛い厳冬期を乗り越えられる目処がつき、大いなる満足感に満たされたものだ。
もう一つは、古い牛舎を改造した体験教室にストーブを設置しようか⁈はたまた、馬小屋を来客用に改造した部屋に、ピザ窯をつくろうか、などと思いは馳せている。
さてその薪の保管場所だ。
長考の末、旧サイロの前のデッドスペースに積み上げる事にし、場所を確保して積み上げる。1ヶ月に一度受診する札幌医大の小山先生には、今状態が安定しているとは言え、心臓の拍出率は30%。常人の3分の1だ。疲れを感じたらすぐ休めるよう、パイプ椅子を用意して。昔の人から見るとチョーなまくらだ。
軽トラック1台分が積み上がる。
薪を運んだのは昨日だが体の事を心配して家内が軽トラックに同乗し、積み込むのを手伝ってくれた。
また、今日はウエモンズハートの従業員の女の子二人も積み上げをてつだってくれて、無事終了した。
薪を積み終え、軽トラックで移動していると、?。
ルピナス?枯れ葉の中に一輪。今頃⁈何か得した気分だ。