販売苦戦
今朝の業界紙から
6次化商品 販売苦戦 売り上げ目標 8割未達成 農水省調査の文字が三面で大見出しだ。
農水省の交付金を活用して開発された物だが、大半の農林漁業者が食品関連事業のノウハウを十分持っていないケースが多い、とある。
販売苦戦の要因は棒グラフで表している。
最も大きな要因は、原料の確保、販路の確保だ。それに続き価格帯、労働力不足、認知度、味、需要、そして価格引き下げの順だ。
最近アメリカファーストのトランプから農産物の自由化をもっと進めろ!のオーダーに、安倍さんは自動車と農産物はパッケージだとジャブを出し合っている。
他方安倍総理は我々農林漁業者には、日本の農産物は安心安全に優れているので、もっと輸出したらとか、6次化をもっと進めて所得を増やす様にしなさいと宣う!
その延長線上での「食料産業・6次産業化交付金」となり、ブームに乗り遅れるなとばかりに農林漁業者が手を挙げれば、自治体は申請書の形ばかり整えば許可してしまう悪循環が働くのだろう。
ウエモンズハートは今年で足掛け21年目だ。
当時は勿論補助金も無く、世間からはもっと真面目に百姓仕事に取り組めば...と陰口を叩かれていた。
実際6次化を実践してきた者として、棒グラフにある様な達成できなかった要因全てを満たしてこそ成り立つものと実感する。