なつぞら効果
なつぞらが始まり4週が過ぎた。
昨日は勝農演劇部に入った奥原なつ(広瀬すず)が演じる白蛇姫伝説の高校演劇大会の上演が終わり、おじいちゃん(柴田泰樹)が彼女たちの演劇の真意に気付き、農協組合員揃ってメーカーに牛乳を出荷する事を決断するところで終わった。
この4週間はS20〜30年代の酪農や我々勝農の演劇部についての描写が多く、同窓生は元より、同業者間で最も話題となっているところだ。
また、幼少期の主人公奥原なつ(粟野咲莉ちゃん)と柴田家家族との数奇な出会いと、温かな家族の一員として成長して行く姿に涙している者が続出!だ。
それら同業者仲間や知人などが、「なつぞら」のオープニングの映像の中に、酪農監修廣瀬文彦の名前を見つけ、あちこちから連絡をくれたり、同級生や知人同士で、私の名前が出ている事で盛り上がっているとの情報がどんどん入ってくる。
その中でも30年以上前に帯広畜産大学で開発した、家畜の移動レントゲン車の試験で、我が家の牛達を診てくれた、当時獣医学部助手だったA部さんからも、それ以来となるメールでの連絡を頂いた。
彼のメールには平成に入った頃、見学できるミルキングパーラーを新設した時から広瀬さんの人生猛ダッシュが始まり、酪農教育ファーム活動を全国的に立ち上げ、今人口膾炙している六次化の嚆矢となるジェラートショップウエモンズハートを始め、それらの積み重ねの結果として、広瀬アリス主演の「銀の匙」の撮影を手伝い、舞台ともなり、更に今回はNHKの朝ドラ「なつぞら」に深く関わると言う常人で無い活躍に目を見張っています。そして6月7日に予定されている酪農学園大学での公演を聴きに来てくれる!との事でした。
勝農の同級生のI山君やH松君などは、クラスの誇りだと迄言ってくれる。
色々迷いつつも酪農を必死に続けて来た事が評価され、人生稀有な仕事に携わる事が出来、本当に幸せな事だ。
これもオレにとっての「なつぞら効果」だ!
そして、オレがオレらしく生きてきたこの30年はまさに「オレの平成」だ。