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2018年10月19日(金) 18:05

真夜中の電話

18日の真夜中1時半頃電話が鳴り出して、深い眠りからひきもどされた。
時間的に嫌な予感が頭の中を駆け巡りながらも、受話器を取ると「帯広警察署ですが、ヒロセさんですか?」と女性の声。(警察?オレ何か不始末仕出かしたかな⁈と動揺しながら...)「ハイ、広瀬ですが、なにか⁉︎」「牧場をやっていると思うんですが、お宅の牛、脱走してませんか?」続けて「今、街のなかを走り廻っていた15頭の牛を確保しているんですが、確認して貰えませんか⁉︎」と有無を言わさない口振り。
身繕いももどかしく外に飛び出し、軽トラで牛舎を一回り。全てのゲートは閉まっていて、牛達も落ち着いている。
確認を終え警察に電話。「ゲートは全て閉まっているので、我が家の牛では無いですね。」すると「そうですか⁈白黒の牛7頭と他は真っ黒な牛なんですが、他に牛を飼っている牧場は無いでしょうか?目撃者によると芽室の方から走って来た様ですが?」
「私の近くでは肉牛を飼っている佐々木畜産がありますが、そちらに問い合わせ貰ったらどうですか?」「分かりましたありがとうございます。因みに牛達は耳に黄色い札を付けていますが⁈」「牛は全て付けていますよ。」と電話は終わる。そして念の為もう一度巡回して、漸く床に入るも目が冴えて寝付かれずにいると(警察は牛の耳標の話しをしていたけれど、特定のサイトに10桁の番号を入力すると持ち主が特定できるんだった!)と寝ぼけた思考が繋がり、再び警察に電話。「佐々木畜産はどうでした?」「会社に電話しているんですが出ないんですよ。」「会社と牧場は別なんですね⁈所で、先程牛の耳に黄色い札が付いていると言っていたけど、大きな4桁の番号では無く下に10桁の番号が牛の個体を識別する番号で、サイトで調べると飼い主が特定できます。」と情報提供する。
そんなこんなで3時過ぎに床に入るも、過去我が家でも繰り返していた牛の脱走劇が走馬灯の様に思い出され、なかなか寝付かれない。
翌朝佐々木畜産の社長に電話をすると「ウチでは無く小沢牧場だったらしい。特定出来たのは耳標からで、驚く事に警察が飼い主を調べて欲しいと牛の耳標番号を知らせて来た。警察はトレーサビリティの事知っているんだな。」「不思議でもなんでも無く、オレが番号を調べるサイトで調べてみな、と伝えたんだ」「なんだそんな事か、警察が言う番号を息子がパソコンで調べて小沢さんと特定出来たみたいだ。」と一件落着。
考えて見ると、我が家の西、芽室の街迄の間に佐々木畜産、東原畜産、大成牧場(小沢)と数千頭規模の肉牛牧場が3つもあり、10,000頭近くの牛がひしめき合っているんだなぁ!

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