思い出の引き出し
昨日の日経新聞に、こんな絵とともに伊藤忠商事の広告が載っていた。
この絵が目に飛び込んだ瞬間、何の脈絡無しに昔の思い出が蘇った。今は失ってしまったが、純粋だった子供の頃を思い出し、何とも言えない懐かしさで胸が一杯になった。
今から60年前の小学校に入りたての夏休みの事だ。
隣家の6年生になるマッチャンを頭に、4~5人の子供だけで近くの帯広川に遊びに行った帰り。
自分もさることながら、手下のガキどもが腹を空かして「マッチャン、腹空いた〜〜」と言い出した。家までは約1km。
一計を案じたマッチャンは家とは反対方向に歩き始めた。すると間も無く玄関と思しき処に莚がぶら下がっている家に入り込むが、家人は農作業で留守。するとマッチャンは、「ここは親戚だから大丈夫だ!上がれ、上がれ。」
我々チビ助達はマッチャンの言うことに、異論は無い。
するとマッチャンは勝手知ったる何やらで、迷い無く戸棚からお櫃を出して来て、さあ食べるべや...」記憶はここまで!
さて、どうやって食べたのか⁈茶碗によそってか?手を突っ込んで⁈多分後者だと思うが、同年代の子供が食卓を囲む絵を見て思い出した。
何と長閑な時代がだったことか‼︎