宝物
廣瀬家渡道百年史を鋭意作成中だ。
今は全く使われなく無用の長物と化しているが、子供の頃我が家でも火鉢を使っていた。
その火鉢は曽祖父の初次郎が何処からか贈られた物だった事を思い出した。
車庫の2階に上がって見ると、果たしてそれはあった。
既に40年以上使わず放置されていたので薄汚れていたが、ボロ切れで擦って見るとかすかに「謝恩」の文字が見える。
反対側には「贈 廣瀬先生 南札内一同」と有る。
これは初次郎が昭和2年、南札内の教員を辞した時に贈られた物だ。
近々磨いて再利用しよう。大事にしなくては。