反故
現在、廣瀬家渡道100年記念誌を、鋭意作成中だ。
概ね130ページの大作になりそうだが、掲載すべき古い資料など中々揃う筈もない。畑から拾い集めた土器石器などの写真を載せるなど腐心している。
祖父種治はマメな性格で、親戚とやり取りした郵便物なども多数保存しているのだが、その中に昭和12年、15年、19年発行の戦時国債の証券が出て来た。
紙質は兎も角、12年、15年発行の物は今で言うB5サイズだが、19年ものは昭和30年代の葉書サイズより小さい。
逼迫感が伝わるが、利回りが良いと言うだけで、無けなしの小金をつぎ込み、果ては敗戦と同時に紙くずだ!
国家が倒産、転覆と言う愚だけは避けなければ...