多様性こそ、推進力
来年の朝ドラ「なつぞら」で、昭和30年頃の牛の放牧風景を新得で撮影した。
我が家では、平成3年にフリーストールに飼養方法を変えるまでは、写真のように昼夜放牧をしていた。美味しそうに草を食む牛を眺めながら懐かしい風景と思うと同時に、電牧の線を切って脱走し、隣家の換金作物の畑の中を走り回る事も度々だった。どう見ても菓子折りでは済まない被害を与えてしまった時には、収穫時の販売額を算定して現金を包んで行ったっけ。
隣家では、「お互い様だから、そんな心配しないで!」と言ってはくれるものの、その隣家には牛そのものを飼っていないし...
のどかに見える反面いっ時たりとも気が抜けず、家族揃って外出など思いもよらなかった。
帯広◯◯大学のS先生などは、夫々の条件に立脚した乳牛の飼養に対し、家畜福祉の観点からその多様性を全否定する様な言動で、放牧酪農を推進しているようだが...