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2018年4月11日(水) 07:08

森ソバ、加計ウドン

森友、加計問題が再燃している。
野党やマスコミは鬼の首を取った勢いで、安倍総理を攻め立てていて、すっかり政治が劇場型になっているが、東アジア情勢が混沌とし始めた今、何とも薄気味悪い思いが忍び寄ってくる。
勿論、公文書の改ざんなど論外だし、一部の人間の利益へと誘導される政治もこれ又然り。日本の国家公務員は高学歴偏重で劣化が甚だしい。
大衆迎合型の論調は国家を危うくするもとである。ポーツマス条約をロシアと結んだ時、ロシアとの戦争に勝って居ながら賠償金を放棄した政府の弱腰を批判するマスコミの論陣。それに呼応して、日比谷焼き打ち事件が起きた事は歴史の事実である。後年、辛勝を自覚した時の桂太郎総理大臣のこの条約の受け入れは高く評価されているのだが。
また、美濃部達吉の天皇機関説を国会で攻撃した野党政友会の鳩山一郎は、これを天皇への不敬罪と主張する皇道派軍人や右翼、マスコミ、それらに洗脳された市民の騒動に乗じて岡田総理を政権から引きずり降ろそうとしたものだ。
そんな世論を受け政友会側は、畏れ多くも天皇陛下を機関車や機関銃に例えるとは何事か!と責め立てる。
こんな世間の空気によって、天皇主権説が台頭し軍部の暴走を食い止める事が出来なくなり、第二次世界大戦へと突入そして悲惨な敗戦。
政治の究極の目的は国民の生命、財産を守る事と、安倍総理が常々主張しているが、これは正論。
議員と公務員の関係を云々するべきで、安倍総理を引きずる降ろす事が目的ならば今の国会論戦は最悪の政治ショーだ。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ!

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