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2018年1月29日(月) 17:44

レジスタンス

今日午後、JICA研修生11名を三時間に亘って受け入れた。
講義題目は「経営教育と経営論」と誠に難しいものだが、要するに(自家生産から商品開発・販売まで)という事でだ。つまり今風に言うと、広瀬牧場ウエモンズハートと言う六次産業化の先進事例を学びに来たのである。
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今回の研修生はアフガニスタン、ブルキナファソ、ガーナ、コソボ、ルワンダ、タジキスタン、ウズベキスタンそしてマラウイからで、自身の乏しい知識乍、テロ、民族紛争、難民、飢餓と言った言葉が思い浮かぶ国ばかりだ。
講義では
一つに渡道100年となる我が家の歴史
二つ目は我が家の4本の経営の柱について
① 酪農、②ウエモンズハート、③酪農教育ファーム、④山林経営
三つ目は上記四つの経営の柱についての夫々の考え方である。
①の酪農については次世代に経営移譲し②は家内を中心に三男が経理を担当。③の教育ファーム活動は身体を酷使せず行えるので、自身のライフワークとして命尽きる迄頑張りたい。などと持論を語る。
そこで、ルワンダの革新的な開発のための能力強化部執行委員会プロジェクトマネジャーの肩書きを持つソソさんから質問があった。
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「酪農教育ファーム活動が余り売り上げに繋がらないと言うけれど、続けて行くためのモチベーションはどうやって保っているのか?」というものだ。
答えて曰「簡単に言うと、日本政府と経済界へのレジスタンスです!」続けて「食料主権は独立国に認められた基本的権利です。そう言った権利がありながら戦後80%以上あった食糧自給率は36%に迄落とし、酪農家の数も最大時45万戸あったものが今は1万7千戸弱。更に食糧を人身御供に差し出してもでも一段の貿易の自由化(グローバル化の美名の下アメリカ化と揶揄される、米国からの年次教書を順次受け容れる事)に邁進している。そんな日本政府へ消費者を巻き込んでのささやかな抵抗です。オレの酪農教育ファーム活動のモチベーションは、牛乳のユーザーの方々に酪農家として生かして頂いた45年を感謝し且つ将来共食糧主権を護りたい...」‼︎

彼女の質問に答えて、何故酪農教育ファーム活動を続けるのか?
余命いくばくか?高齢者の仲間入りした自分にとって、「アメリカ様に安全も食も守って貰い米国の51番目の州に成り下がっているのに恬として恥じない我が日本国政府、経済界への、ジジイのささやかだけど最大の抵抗レジスタンス‼️」だった。

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