忘年会
19日は忘年会が札幌であり、JRでの久しぶりのひとり旅
芽室を過ぎるとすぐ右手に山が迫ってくる。
この風景は60年程前、母がすぐ下の妹を背負い、オレを自分の実家に連れて行ってくれたあの懐かしい記憶に繋がる。
当時、汽車が進むにつれて山が迫って来る車窓の風景を見ながら、母方のばあちゃんの家はどんな山の中にあるのか少し心細く感じたものだ。
母の在所は御影の松沢と言うところの分家の農家で、国鉄御影駅を下車して北東方向約一里程の所に有った。途中には段丘の坂を下り、十勝川と言う大河に架かる橋の欄干が角材一本で、歩いて渡るのには川の流れに引き込まれそうで怖く、なるべく真ん中を歩いたものだ。
着いた先は畑が連なりさほど遠くない所に他の農家も有り、想像した様な山の中では無く安心した。
そんな幼い頃を思い出しているオレを乗せた列車から、今度は18才の時1年間酪農実習でお世話になった竹田牧場が見えてきた。
午前11時半過ぎ札幌到着。
午後は5時頃まで地域交流牧場全国連絡会の顧問として会議に出席する。さほど責任の無い立場なので、その後本来の目的の忘年会が始まると我を忘れてメンバーとの会話が弾む。
忘年会なるものは2年ぶりの事だ。
そして翌日帰宅。
22日は農業委員会の忘年会。
24日は佐々木畜産の社長らと焼肉屋で昼食兼忘年会。
26日は36区実行組合の年度末総会兼忘年会。
そうそう、今年の忘年会の始まりは16日に札幌と釧路の従兄弟を帯広に呼び、辰巳鮨で刺し身と鮨をつまみながらビール、日本酒から始まったのだ。
2年ぶり!
矢張り元気とは有難いものである。
阪大での先端医療に導いてくれた帯広厚生病院の小山先生、ハートシート移植を施して頂いた阪大の澤芳樹教授や堂前先生に忘年会に出られる心臓を取り戻して頂いた事、心から感謝です。