仕事
早朝からコントラクターがデントコーンの収穫にきた。
早稲の収穫から三週間ぶりだ。
今回のハーベスターは一回り小さな6畦だけれど、中刈りをせずに切り込みを始められるので、無駄にせずに収穫できるのが嬉しい。
あたりの空気のデントコーン独特の匂いも良い!
昔は畑の真ん中辺りの畝を三本手刈りし、ハーベスターを牽引するトラクターが入れる通路を確保してから始めたものだ。その後飼養頭数の増加と相俟って面積が増える。すると、畑の枚数だけ中刈りが増える。すると、何ヶ月もかけて成長した大地の恵みである飼料作物の中刈りをしなくて済む言い訳を考える様になる。
「そうだ、中刈りをせずトラクターで踏み潰してもいずれは畑に鋤き込むと、
緑肥になるんだ!」
それからと言うもの、思いついた言い訳を免罪符に踏み潰して来たものだ。
そして六畦で自走式のハーベスターでの収穫は矢張り、自分の何処かに残っている百姓魂を癒やしてくれる。
そして速い!
過去の二畦で牽引式のハーベスターだと一日掛りの仕事が、2時間半で終わった。
いやはや...
そう言えばオレも久しぶりに仕事が出来た。
庭の栗の木もたわわに実をつけ、次々と落ちてくる。
それを90才になる父が集めてくる。
そして父は栗の皮むきを始める。
オレの仕事はその手伝いだ。