ダイエット
早いもので術後25日が経過。
傷の痛みもほぼ無くなり、至って緊張感の無い余裕の療養生活だ。
しかし、ホスピタルパークのアップダウンの有る散歩コースではやや息切れを感じ、堂前先生に相談すると、今は麻酔に依る心臓へのダメージが大きく残っているので、極力水平移動のみにして下さいとの仰せでした。
加えてダイエットの必要性をも、念押しされた。
170cm90kgの人の体表面積は2.2㎡。70kgに落とすと面積は2/3で、それに比例して血液量の必要量が減少し、それだけ心臓への負担が少なくなるのです。
激瘠せは怖いものだけど、適正な体重ってあるらしい⁉︎
地球もダイエット出来ないのか?そんな事を考えているうちに、30代から十数年の愛読書だつたレスターブラウンの地球白書が思い出された。
その白書の言う「宇宙船地球号」と言う考えから、地球を俯瞰すると言う視点を教えられた。
「人口は幾何級数的に増えるが、食糧は等比級数的にしか増えない」と言う事実を知り、「LISA(低投入持続型)農法」の必要性。「水の惑星と呼ばれる地球の水問題」「化石水の枯渇と食糧問題」「温暖化による飲用可能水の減少と農地の砂漠化問題」などなど...
これらは地球上の止めどなき人口増加と言う地球への過剰圧力から、人口減少と言うダイエットは出来ないものか。
30年以上前レスターブラウンは言う。
地球上の人口の1/4を抱える中国は、間も無く食糧輸入国になる。経済成長を続けるその中国を誰が養うのか?
又、中国の経済成長に伴い、彼らがあまねく新聞を読み出すだけで地球上の森林資源が枯渇するので、液晶画面などか新聞や書籍の媒体にならなければならないと、文芸春秋社の総編集局長岡崎満義氏が我が家に来てくれた25年前に話していた事を思い出す。
翻って、日本では人口減少が社会問題化している。
GDPの低下などの労働問題、社会保障、高齢化に伴う地方の衰退、などなど幾つも問題が有る、らしい⁉︎
安倍政権はその問題解決のためには経済成長が必須。それを実現させる為にアベノミクス、"三本の矢の成長戦略"とやらを推進している、らしい⁈
自動運転の自動車って必要?
ネット通販全盛、そんなに世界中の物が欲しい?
昔は、必要は発明の母!と言ったけれど、今は必要を作り出す為の発明!になっているんじゃ無いのか⁉︎
しかし、最大限先端医療の恩恵に預かっている自分に、言える資格が無いのも承知の上での一般論として、聞いて下さい。
今、少子高齢化で人口減少の波が世界に先駆けて直面して居る日本に、必要な事は何なんだろう?
百田尚樹の「カエルの楽園」問題も悩ましいけど⁈
今朝の日経ニュースで取り上げられている、牛肉や乳製品の食糧国際市場への中国の買い圧力についてを読んで、思った。