阪大病院だより
朝、音を消してある携帯が着信を知らせている。午前6時過ぎである。
病人の私に、早朝から!優しくない電話だなと、取ってみると札幌に住む従兄弟の敏之だ。
矢張り優しく無い奴だ!と思いつつ出ると"元気か?コール"だった。
時間的に優しく無いけど、優しい奴だ。
午前8時すぎには東京在住の三男からも"元気か?コール"だ。
家内が帯広に帰って寂しい気持ちを皆が埋めてくれる。
午後には帯広畜産大学の准教授平田昌弘先生が訪ねてくれた。おっと、訪ねてくれたのはウエモンズハートだ。
先生は20代の頃海外青年協力隊員として、シリアで仕事をされていた。そこで中近東の乳文化の歴史と奥深さに触れ、これをライフワークとされ、今、畜大を中心に乳文化の普及に尽力されている。我々酪農家にとっては力強い助っ人だ。
先生の手になるこの本を持って来てくれた。
また、私の病気の事を知り、年が明けたらまた一緒に仕事が出来る事を楽しみにしてくれているようだ。
早く元気になります。