籾殻
先日6月1日、そして昨日3日の2回、13時間掛けて美唄を往復して来ました。しかも4tトラック2台で・・・・
見てください此の雄姿・・・
おおっと・・・!廃車置場ではございません。これら2台は現役バリバリの三菱フソー4tファームダンプです。
№8746は我が家のトラック、№5882は妹婿の土屋さんのトラックで何れも30年以上の兵で、此の2台で美唄を往復して来ました。何故?、WHY ?とお思いでしょう。美唄には短大時代の友人が営農をしています。
PCのホームページですが、その友人牧野は石狩川流域の地味豊かな所で100haの水田、畑作を経営しています。そこで彼に頼んで敷き料にする籾殻を分けてくれないか、依頼しました。
運よく近隣の水田農家に60㎥くらいの籾殻の処理に困っているところがあると聞き、その籾殻を引き取りに2度に亘り出かけて来ました。車庫の2階部分に籾が貯蔵されており、その下にトラックを入れ40cm四方の落し口から籾を落とす仕組みになっています。籾は軽いので楽ってえば楽ですが、2回はフラットな床なので自然に落下してくるわけでもなし、落し口も隅のほうにあり長さ4.5メートルの荷台でスコップで籾を均す作業もあり、しかも埃で目も開けていられず、兎に角ひどい作業でした。土屋さんも二度も良く付き合ってくれたものです。感謝、感謝、只感謝です!!
今十勝では小麦の価格が低迷し、作付け面積も徐々に減少。それに加えて1000頭規模の搾乳農家が増え、それらが敷き料を集めだし品薄状態になり始めています。
我が家でも25年以上堆肥と小麦殻の等価交換をしていた農家も、グループを作ってロールベーラーを購入し梱包してより有利な販売先へ売ることになり、来年からは取引を止めたいとの最後通牒がありました。我が家の使用量の4分の1にあたり大打撃で代わりになるものを手当たり次第探していました。それで美唄まで・・・と言う仕儀に相成りました。
籾の代金は無料でと言う好意に甘えるにしても、一回15㎥の籾を引き取るため、往復燃料代≒6,000円、トラックの借り上げとそれに伴う人件費を考えると1㎥1000円~1500円にも成りそうです。息子曰くトラック一台分で4回分使えるそうです。今までのように一週間毎の交換で4回ならば≒1ヵ月。或いは半月くらいか・・・、今後の使用量を測ってみないと損得が判明しません。
情勢の変化に対応するシステムを構築するための1つの大きな実験、検証です。