平成新山?
スカイツリーなど展望台の眺めの話でしたが、それに引き換え今日の話題は低くなりますが、帯広市街地に新山誕生のニュースです。帯広市全体で見るとやはり幌尻(ポロシリ)岳2053mが一番で我が家からも南南西の方角にひときわ美しい雄姿を眺める事が出来ます。そういった自然の造山活動で出来た山ではなく、人為的に造られた山のことです。帯広の森公園内に数年を掛けて造成された築山の事です。住所で言うと帯広市西21条南6丁目です。街中でしょ!
南西側から見た築山。我が家から500m東に聳えていますが、最初は工事現場の土砂捨て場かと思いました。(もしかしてそれが築山の発想の始まりかも?憶測で物を言っていますが・・)
これは真西から見た築山ですり鉢状ではなく南北に140m、東西に110mと言った見たとおり少し歪な形です。なだらかに成っている南側が階段状になっており天辺は展望台です。この築山は標高95mと言う事でこの山自体は平場から17mだそうです。本当は標高100mを目指したそうですが近くに(700m)十勝飛行場があり滑走路の延長線上からわずかにずれているだけなので、航空法により泣く泣く5m低くしたそうです。
条丁目で表される旧帯広市街地から見ると私どもの住む地区は昔、分監高台と呼ばれる監獄用地で昭和の始めに払い下げになるまで手付かずの自然のままの土地だったそうです。依田勉三が帯広の開拓を始めた明治16年から45年以上遅れての開拓地です。文字通り高台で広瀬牧場周辺は標高86mほど、帯広中心地は十勝川の段丘なので標高50mそこそこです。つまり帯広市内に最も高い山が出現したのです。ですから私は"昭和新山"ならぬ"平成新山"と勝手に呼ばせていただきます。
そして北側から見るとその雄姿は聳え立つと言っていい程の迫力です。
17m(標高は95m)とは言え立派な山ですよ。そして高台の突端にあるので帯広の町が一望出来そうです。因みに依田勉三が開拓予定地を眺めた十勝川の北にある高台は国見山と呼ばれ標高128mだそうです。