10年ぶり・・・
27日午後、宮崎農済の獣医師辻厚史君が尋ねてくれました。10年振りだそうです。お互い歳は取っていますが、辻君のやんちゃぶりな顔は全く変わりがありませんでした。
右端に写っているのが辻獣医師です。昭和の終わり頃、帯広畜産大学で獣医学科に在籍中我牧場で実習したのがこの縁の始まりです。約30年前なので私も30代半ば、元気が良かったころでした。真ん中に写っている父も丁度還暦を迎えた頃で、今の元気さから推し量っても言わずものがな!ですが。今回は養豚の専門の獣医師として帯広畜産大学で2日間講義を依頼されたそうです。
我が家では昔話に花が咲き、行き着く話は彼が宮崎の獣医と言う事でやはり口蹄疫の事でした。平成22年の初夏だったと言うことでしたが、約30万頭の牛や豚の殺処分を余儀なくされ、昨日まで健康で一日でも長生きしてほしくて診てきた家畜を、今日からは一転して殺さなければならない事の辛さを語っていました。気を取り直して殺さなければ成らないものならば鳴き声を出さないよう、苦しまないように処分しようと気を取り直して取り掛かったそうです。
法定伝染病とはげに恐ろしきものです。
ところで彼は宮崎から珍しいお土産を持ってきてくれました。
どうです。見事な粒そろいで宝石のようなキンカンです。
是非生のまままるかじりでどうぞ!と言う辻君の説明があり早速仏壇に供え、翌朝家族全員で観賞した後頂きました。なるほど皮の所の渋みや苦味は殆ど感じられず、糖度も随分高いんだろうな!40個入りなので4,000円位かな?たった3~4粒の種が邪魔だね!などと感想を述べ合いながら頂きましたが、果物好きの家内はひと言甘~イでした。(饅頭ほどではないだろうなんて私は悪態をつきながら・・・・)。
宮崎はマンゴーもそうですが果物の名産地ですね、羨ましい限りです。
辻君は昨日今日の講義が終わった後、明日サホロでスキーを楽しんだ後宮崎に帰る予定です。農済の旅費規程では用事が済み次第速やかに帰省しなければならないそうで、31日の日曜日が楽しめず残念がっていました。