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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2021年9月16日(木) 10:34

ほろ苦い思い出⁉︎

 今朝、バンカーに昨日夜運んだコーンを均そうと、停めてあったタイヤショベルに近づくと、「なに、どうした⁉︎」と思わず出そうになった言葉を呑み込み見つめてしまった。
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逃げる風も無いので少しずつ近づくが、顔をこちらにむけるだけ
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「随分と人馴れしている様だけど、何処かで飼われていたのか⁉︎」
それとも「カラスか何かと空中戦でもして怪我をした⁉︎」
少しずつ距離を近づけて行くと、矢張り危険を感じたのか⁉︎しかし羽ではなく、2本の足を使ってチョンチョンと身を隠す様にタイヤショベルの下に入ってしまう。
驚かさないよう「大丈夫だよ、オレって鳥肉はは嫌いだからさー」とぶつぶつ言いながら1m位までちかずく。
しかし信じてはもらえない様で、すぐ近くに外してある農機具の上に飛び乗る。A3AA9C1E-F541-4004-B82C-AB06EB0AED1A.jpeg
 又正面からなるべく〝優しげな眼差し〟でトンビくんの眼を見つめながら徐々に距離を近づける。
10分位経っただろうか。〝優しげな眼差し〟と〝優しい声〟でつぶやく様に語りかけていたが、あと30cmの距離が縮められず、飛び去ってしまった。
 
 50年も前になるか。何度も女の子に振られた苦い思い出が、走馬灯のように蘇った。

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2021年9月16日(木) 06:09

シーズン到来

 今年もいよいよデントコーンの収穫が始まった。
自分自身、拡張型心筋症と言う病を得てからは農作業とは無縁の生活だったが、今春のブロードキャスターによる牧草畑への基肥散布から始まり、ロータリーかけ、テッターなどと合わせて、7年振りの収穫作業となる。
7年ぶりに乗るトラックやショベルカーの搭乗ステップが地面からの高さがこんなに高いのか!足腰が弱っているせいか、40cmくらいのステップからポンと降りたら膝のクッションが言う事をきかずよろけてしまう。
なんともはや!
年老いた事を嘆くか、余命宣告を受けた身体でありながら、ここまで快復させて頂いた事に感謝すべきか⁈勿論後者なのだが。
でも浦島太郎か、老いさらばえたものだ‼︎
慨歎は兎も角、息子の運転するハーベスターを追いかける。
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お盆過ぎの大雨と風の影響でコーンが薙ぎ倒されている。
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我が家では、畝が一番長い畑で、250間有る。
 もう日もとっぷり暮れたと言うのに、中々止める気配がない。E70C188E-D858-4093-9315-048D43D13E75.jpeg
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 早くやめてメシにしよう。

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2021年9月 8日(水) 10:33

牧場と学校のコラボレーション

 広瀬牧場ウエモンズハートは、帯広市立森の里小学校の校区に有る。
数年前よりその小学校に仔牛を貸し出す取り組みをおこなっている。それが真っ青な秋空の下、昨日から10日までの予定で始まった。
夫々に仔牛のお面をつけて一年生達は家畜運搬専用のトラックの後部の扉が開くのをワクワクして見守っている。
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初めて間近に仔牛を見る子供達。
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早速入学式のセレモニー。
校歌斉唱の後、歓迎の言葉。そして命名式。名前は「みるくちゃん」だ。
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次に歓迎のレイをミルクちゃんに掛けてあげる。
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新居の設置してある中庭に移動して、1人ずつ簡単な触れ合いと挨拶だ。BD418E30-0E99-4E07-A80A-13D39C543A79.jpeg
セレモニーの後、漸く新居に入りホットしたのか「ミルク」ちゃんは水を飲んだり、干し草を食べ始めた。A7B7AC55-3684-4C79-9769-8BBE3812761E.jpeg
この4日間仔牛に幾度も触れ合い、エサやりや水やり或いは糞を取ったあげたりする中で、仔牛の体温や可愛さを心に刻んでほしい。そしてこの子達が成長していく中で、スーパーで売っているよく冷えた牛乳は、お母さん牛が仔牛の為に出してくれている、温かな母乳であるとか、スーパーなどでパックに切り分けられて売られている牛肉は、あの温かだった牛なんだ。と気づくことが大事なのでは!
「いただきます」は、食とは、命そのものを頂くというその感謝の気持ちなのだと言う事にいずれ繋がって行くものと確信している。

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2021年9月 5日(日) 16:36

道しるべ

 上札内博昭山荘の話し。
老父はかねてから、博昭山荘入り口に掲げる道標を、ウエモンズハートの職員達に頼んで製作していた。
 数日前からその「道しるべ」を然るべき枝にぶら下げ様とトライするも、齢94では梯子も登れずロープも放り投げる事もままならず、苦心していたようだ。
 見かねて今日、老父共に山荘に出かけ、希望の場所に取り付けてきた。
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「私と熊さんの散歩道」と書かれた手作りの道しるべだ。
看板をぶら下げたハンノキの根本に立つ老父博昭。
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 左手は山荘、右手は熊さん用のけもの道64C926A0-264B-4D3E-8F2F-66EF1082EF56.jpeg
矢印付けてないけど、熊さん右手に行ってくれるかな⁉︎2B659423-E430-4E1B-8DEA-4944B7DD596B.jpeg

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2021年9月 1日(水) 09:05

利権

 昨日は東京泊
付き合い20年来の酪農関連団体の"U"さんと、夕食を摂ろうと言うことになり、品川駅で待ち合わせた。
JRの改札口でUさんを待つ事10分。その間人の流れを観察する。
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午後5時半と言う時間でありながら、昨年よりのコロナ禍のせいか...人流が少ない。
 さて、Uさんと落ち合い食事の出来そうな所を探すが、漸くイタリアンの店に入るも、アルコールは厳禁。仕方無くノンアルコールビールを頼む。
さてUさんは東大卒で真面目な方。早速酪農情勢について話してくれる。
 コロナ禍で学校給食用の牛乳が余っていたり、外食が壊滅的な状況の中バター、脱脂粉乳が非常にあまり出している。価格を支える為、メーカーの在庫保管料に対してホクレン独自で80億円拠出しているとの事。そこでMMJを含めた都府県の牛乳だけを販売している乳業メーカーにも、ホクレンから同様の対応を取る様中酪に圧力が掛かっているらしい。
 ある本で読んだ話し「余った乳製品を国が買い上げ、開発途上国に食糧支援をしたら⁉︎」とあったけど良い策の様に思うけど、と言う問いにUさんは、食糧支援にも利権が複雑に絡み合って、簡単には行かないとの事。
この地球には1割以上の人達が飢えに苦しんでいると言うのに、これも利権の対象とか...
自由社会の、力のある者が利益を上げると言う、嫌な社会現象を垣間見た!

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